SMAPの後継は無理だった?嵐・櫻井翔の新春ドラマが大惨敗した要因
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SMAPに代わる国民的アイドルグループはどうなってしまうのだろうか。嵐の櫻井翔(34)主演の新春ドラマ『君に捧げるエンブレム』(フジテレビ系)の平均視聴率が8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)であることが明らかになった。“SMAP解散以後”の2017年に嵐を躍進させたいジャニーズ事務所にとって、早くも暗雲立ち込める結果となった。
■新春ドラマで大コケ…視聴率1ケタで櫻井に酷評
1月3日に放送された『君に捧げるエンブレム』。サッカー日本代表にも選出された櫻井(鷹匠和也)は突然の事故に見舞われ、車椅子生活を余儀なくされる。失意のどん底に陥るも、フィアンセ・仲川未希役の長澤まさみ(29)と結婚し、車椅子バスケットと出会って新しい生き甲斐を見つける。
長澤はウェディングドレスまで披露するも、平均視聴率は1ケタ台の8.4%と不調な結果に終わった。櫻井は先日の『NHK紅白歌合戦』で大トリの一人を担い、今年はジャニーズの看板グループとして世間の注目を集めるところだが、出鼻をくじかれた格好だ。
「要所要所で、障害者や車イスバスケにまつわる現実問題が“重い”。昨年1月期の月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)みたいに暗い気持ちになる。障害をモチーフにした感動演出も、一部で指摘されているようにまるで夏の24時間テレビのよう。季節外れ感が否めず、元旦から積極的に観たいと思えるドラマではない。そこが賛否の分かれ目になったのでは」(報道関係者)
また酷評を浴びたのが櫻井の演技と体型。「ひどかったよ、演技…。途中でみるのやめたもん、嵐ファンだけど」「サッカー選手、車椅子バスケ選手とは思えぬデブさ」「司会や報道に専念してください」などと非難を集めた。
■2017年も嵐の出演作が目白押し
嵐の他メンバーも、出演作がすでに多数予定されている。大野智(36)は7月公開の映画『忍びの国』で石原さとみ(30)と、松本潤(33)は10月公開の映画『ナラタージュ』で有村架純(23)とコンビを組む。2016年の日本アカデミー賞・主演男優賞に選ばれた二宮和也(33)は、11月の映画『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』で滝田洋二郎監督(61)とタッグを組む。相葉雅紀(34)に関しては、フジの春の月9ドラマ内定の報道も出ている。
評価次第では、それぞれ新たな出演作が決まる可能性は大きく、年末に報じられた松本とセクシー女優・葵つかさ(26)の熱愛スキャンダルをもろともしない勢いだ。
「嵐は、歌も演技もバラエティもこなすアイドルグループとしてSMAPにかなり近い存在。それを意識してか、2017年は各メンバーとも主演作が華々しく用意されている。それに嵐は藤島ジュリー景子氏(50)の一派。躍進を印象づけることで、ジャニーズ事務所内外に“ジャニー喜多川(85)・メリー喜多川(90)体制”から藤島氏への政権交代を推進したい思いもあるでしょう。だから“SMAP解散以後”にあたる2017年の嵐の成功は不可欠なんです。誰か一人でも大当たりしてほしいはず」(前出・報道関係者)
まずグループで先陣を切った桜井は爆死。嵐の中で『あすなろ白書』(フジテレビ系、以下同)や『ロング・バケーション』、『HERO』で一世を風靡した“キムタク”こと木村拓哉(44)よろしく、“大当たり”するメンバーは登場するのか。はたまたSMAPの後継と名乗るには時期尚早か。各メンバーの主演作の評価に注目だ。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。