人気者のリアル収入は!?「芸能界長者番付」最新ランキング!

日刊大衆

人気者のリアル収入は!?「芸能界長者番付」最新ランキング!

 わずか数日で、一般的なサラリーマンの年収分を稼ぎ出すことも稀ではないのが、芸能界。そんな世界で、トップを張る売れっ子芸能人がどれぐらい稼いでいるのか、気になるお父サンのために、本誌取材班が、みんなまとめてHOW MUCH!

■芸人・タレント篇 さんまCM出演拒否の“理由とは?

 まずは、「芸人・タレント篇」から見ていこう。ギャラ総額推定13億円(本誌独自取材=以下同)と、ビートたけしが断トツのトップだ。「たけしを含む、さんま、タモリの“ビッグ3”は基本的に番組1本のギャラが300万円。放送される時間帯や、レギュラーか特番かの違いで多少の凹凸はありますが、このラインから大きく外れることはありません」(テレビ局関係者)

 たとえば、週に7本のレギュラー番組があるたけしの場合、300万円×7=2100万円。年間50週の放送があれば、その50倍。単純計算でテレビだけで約10億円以上。そこに1本1億円といわれるCM契約料が上乗せされるわけだ。芸能リポーターの川内天子氏は、こう話す。

「たけしさんはCM出演料をダンピングしないことで有名です。ギャラ1億円は譲らない。これは吉永小百合さん、高倉健さんクラスのギャラですが、強気に交渉してダメなら決裂。そうやってタレントとしての価値を守っているわけです」

 もちろん、この高額ギャラは、これまでの実績があればこその話。「テレビ局は前例主義ですから、一度上がったタレントの出演料は簡単に下げられないんです」(芸能記者)

 ビッグ3の残る2人は、ランキング下位に沈んでしまったが……。「タモさん(8位=推定6億5000万円)は、『笑っていいとも!』が終わったのが痛手。ただ、今までは稼いでも使う暇がなかったわけですからね。今夏、320万円する豪華客船の船旅を奥さんと楽しんでいたように、これからは奥さんとゆっくりとした時間を過ごすんでしょう」(前同)

 一方の明石家さんま(9位=推定6億円)は、CM契約社数ゼロが、ランクを下げた大きな要因だ。「さんまさんはラジオ番組『ヤングタウン土曜日』で、“一生、CMやりません”と言い切っていますからね。過去にCMに出演した際、吉本興業の取り分が大きすぎて、嫌気が差したそうです」(同)

 番組1本あたりのギャラは100万円とビッグ3の3分の1だが、レギュラー8本を抱えるマツコ・デラックスはランキング2位(推定10億円)。「ギャラ単価は低いのに、人気がある。マツコは局側にとっては、コスパが抜群にいいんですよ。8本ものレギュラーを抱えているのもうなずける」(芸能記者)

 他に比べ、マツコの収入で大きいのはCMの契約料。「マツコは毒舌ですが、的を射た発言と意外に優しい人柄であることが評価されています。CM出演料も、タレントとしては異例の推定5000万円まで上がっているようです」(前同)

 売れっ子の有吉弘行(3位=推定8億4000万円)はレギュラー12本。もっと稼いでいてもよさそうだが、「彼の冠番組は深夜の時間帯のものも多く、ギャラも抑え気味。その分、本数で稼いでいる。それでも以前のギャラは1本80万円(現120万円)でしたから。ずいぶん上がりました」(芸能事務所関係者)

 爆笑問題の太田光(4位=推定7億8000万円)もギャラ的には有吉と同クラス。「太田クラスなら、1本150万円でもおかしくはありませんが、ギャラを上げることで仕事の数が減ることを嫌っている」(前同)

 一方のベテラン芸人の内村光良(6位=推定7億3500万円)、松本人志(4位=推定7億8000万円)はギャラ単価200万円と、ビッグ3に次いで高額だ。「松本はビッグ3を除けば、芸人界での実績はトップ。さらに、番組への企画出しなども行っており、ギャラの他に制作協力費などの名目で、けっこうな額が入っています。内村は、過去に『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日テレ系)を超人気番組に育てあげた実績があるため、日テレの番組に出演する際は、1本200万円と高額なんです」

 MC力が高く評価される中居正広(7位=推定7億2500万円)もトップクラスのギャラだが、レギュラー本数が年収の差に繋がった。坂上忍は『バイキング』のMCを担当して、10位に(推定5億7000万円)。「坂上本人はバイキングのギャラを聞かれ、“時給1050円”と自嘲していましたが、確かにバイキングのギャラは1本35万円と格安らしいです。これは局側が年間契約、つまり1年間は絶対に降ろさないことを条件に減額交渉した結果のようです」(テレビ誌記者)

 1本35万円といえど、帯番組なので週5回放送があり、1週間でのギャラは175万円となる。「ゴールデンのMCでは、1本120万円といわれていますからね。5億は軽く稼いでいますよ」(前同)

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■美女優篇 有村は企業の重役ウケ抜群! CM女王吉田羊はコスパ良し

 さて、ここからは「女優篇」の長者ランキング。女優の年収は映画、舞台、ドラマのギャラ、プラスCM出演料で決まるが……。「トップ女優の収入の8割は、CM出演料ですね。ドラマ、映画で女優としてのステータスを高め、たくさんのCM契約を取るのが、女優としての正しい稼ぎ方なんです」(芸能記者)

 番組1本あたり500万円と最高額の米倉涼子(推定2億9000万円)が10位に沈んでいることからも、それは明らかだろう。「ドラマ1話あたり500万円だったとして、11回放送されたとしても5500万円。CMが1本決まれば、ドラマ分のギャラを一瞬で稼いでしまいますからね」(前同)

 1位の綾瀬はるか(推定6億5500万円)は、7本のCMに出演しているのが決め手となった。「綾瀬のCM出演料は1本7000万円と女優のトップクラス。しかもナショナルクライアントと呼ばれる一流企業のCMが多い。そのステータス感こそが彼女の大きな魅力であり武器。芸歴16年ながら、大きなスキャンダルが何もないことも大きなプラス要素ですね」(広告代理店関係者)

 昨年の綾瀬は『わたしを離さないで』(TBS系)、NHKの大河ファンタジー『精霊の守り人』と2本のドラマに主演したが、視聴率的には大苦戦。それでも年収1位になったのはCMのおかげと言える。

 ランキング2位の有村架純(推定5億7000万円)もCM11本に出演し、荒稼ぎした。「今や有村は、20代前半世代の代表的な存在。CMスポンサーが重要視するのは、視聴者世代にマッチするかどうかですから。同世代の剛力彩芽や橋本愛らが失速してしまったのも、追い風になりましたね」(前同)

 有村自身のサッパリした性格も、CM契約数が増える一因でもあるという。「有村は見かけによらず、年上の相手でも、委縮せずに接するサバサバした性格で、スポンサー側の重役のおじさまに、すぐに気に入られるんです」(同)

 昨年13本ものCMに出演し、CM女王に輝いた吉田羊(推定4億7700万円)は3位にランクイン。「彼女は遅咲きだったので、CM単価が3500万円とまだまだお手頃で、今が使い時と思った企業が殺到した結果でしょう」(同)

 4位の石原さとみ(推定4億3800万円)は、昨年出演した映画『シン・ゴジラ』が大ヒットし、主演ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日テレ系)も好視聴率で、ドラマ出演料も1本160万円までアップ。ギャラの面でも急成長を遂げた。「石原は老若男女に好感度が高く、CMギャラもさらに上がるはず。ドラマ出演料も右肩上がりでしょう」(芸能評論家の平林雄一氏)

 5位の新垣結衣(推定4億3500万円)は『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の主演と“恋ダンス”で再ブレイク。天海祐希(推定4億3000万円)も元宝塚男役トップの威光で、ドラマ、CMともにギャラ単価が高く6位。広瀬すず(推定4億2900万円)は、まだキャリアが浅く、単価こそ低いが、その分、CM12本に出演したのが奏功して7位。

 昨年3月に放送終了した朝ドラ『あさが来た』の主演で、大ブレイクした波瑠(推定3億7700万円)もCM10本に出演する売れっ子ぶりだ。「朝ドラの単価は1本15万と、かなり安かったそうですが、朝ドラ女優の肩書きを手にすれば、CMでかなりの額を稼げますからね」(前出の広告代理店関係者)

 長澤まさみ(推定3億1500万円)も単価の高いCMに5本出演。“長澤ブランド”は健在だ。「都内の家賃40万円、広さ90平方メートルの高級マンション住まいで、今はワインバーにハマっているそう。独身ライフを満喫しています」(前同)

 前述のように、ギャラ単価は最高額だが、10位に留まったのは米倉涼子。「昨年は離婚問題もあって、CMがなかなか入らなかったのが痛手でした」(同)

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■ブレイクタレント篇 “ベッキー騒動”の影響? メイプルのギャラが格安に!?

 最後は、昨年の大ブレイク組の年収をリサーチ! 最初に取り上げたいのは『PPAP』で世界的にブレイクしたピコ太郎。「ペン・パイナッポー・アッポーペン」と軽妙にラップする『PPAP』は、アメリカのセレブ歌手・ジャスティン・ビーバーが“大好きだ”と発言したことをきっかけに『YouTube』の動画再生が1億回に達する大ヒットを記録。「動画が1回再生されるごとに、ピコ太郎に0.3円の収入が入ると推測されます。関連動画も含めれば再生回数は5億回に及び、約1億5000万円を稼ぎ出したとか」(芸能記者)

 さらに、関連グッズ、特にLINEスタンプの売り上げがかなりの額になる。「ピコ太郎のスタンプは、500万ダウンロード。1ダウンロードで、本人には20円程度が支払われるそうなので、1億円の収入です」(前同) その他、営業収入なども考慮すれば、3億円近い売り上げがあったという。

 続いて昨年ブレイクしたといえば、奇抜なファッションで、瞬く間に人気者になった読者モデル・りゅうちぇるだろう。「実は、読者モデルのギャラは格安。通常のタレントが30万円なら、読モは半額の15万が相場。りゅうちぇる、藤田ニコルが重宝されるのは、とにかく制作費を抑えたい局側の意向があるからなんです」(同)

 ニホンモニター社によれば、りゅうちぇるの昨年上半期のテレビ番組出演本数は250回。年間500回とすれば、15万円×500回=7500万円。我々庶民にとっては超高額だが、意外と稼いでない!?

 昨年のニホンモニター社による年間ブレイクランキングで1位に輝いたのは、金髪に赤づくめのカズレーザーと、黒ぶちメガネの安藤なつのコンビ「メイプル超合金」。9月に放送された『ダウンタウンDX』(日テレ系)で、カズレーザーが自身の月給を113万円と明かしていたが……。「実際は、もっともらってないとおかしい。所属するサンミュージックが、ベッキー騒動の違約金で打撃を受けたので、その煽りを喰らっているのかも!?」(同)

 諸行無常の芸能界、来年のランキングはどうなる!?

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