新社会人なら知っておきたい「厚生年金」とは? 国民年金との違い (2/3ページ)

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この場合は、夫・妻両方が「第1号被保険者」なのです。

■年金基金に支払うお金も「国民年金」「厚生年金」で違う


日本国民は全員、この公的年金制度に加入しなければなりません。そして月々年金保険料を納付しなければならないのです。この納付の仕方も「国民年金」と「厚生年金」では異なっています。

●「国民年金」の納付:保険料額は「1万6,260円」と定額。
 ※この金額は平成28年度(平成28年4月~平成29年3月)のものです。
●「厚生年金」の納付:納付金額は月ごとの給料に対して定率(18.182%/基金によって2.4-5.0%の免除保険料率あり)。納付金額は個人で違う。

厚生年金は上記のとおり、国民年金を含み、追加分もありますので、納付金額は国民年金よりも高いですが、「労使折半」しますので会社(事業主)が金額の半分を負担します。また、給料から天引きされますので、サラリーマンの場合には「厚生年金を支払わないでおこう」なんてことができません。

新社会人のみなさんは自分の給与明細をよく見てください。「厚生年金」という天引き項目があるはずです。「たくさん引かれているなぁ」と思うかもしれませんが、同額を会社が負担していますので、実際にはその倍額を支払っているのです。

■給付は「厚生年金」の方が手厚い


「国民年金」「厚生年金」の公的年金制度では、

●老齢年金
老後に給付される年金

●障害年金
高度な障害を負ってしまった場合に給付される年金

●遺族年金
残された家族が生活するために給付される年金

という3種の給付が受けられるようになっています。そのいずれでも国民年金よりも厚生年金の方が給付が手厚くなっています。上記のとおり、納付金額が土台となる国民年金よりも高く、追加分があるからです。そのため、厚生年金は「二階建て」なんていわれます。

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