世界1位のマレー敗退、ズベレフの兄ミーシャが番狂わせ [全豪オープン] (2/3ページ)

テニスデイリー

ツォンガはダニエル・エバンズ(イギリス)を6-7(4) 6-2 6-4 6-4で退けた。

 ボトムハーフ(ドローの下半分)にまだ勝ち残っている選手の中で、グランドスラム・タイトルを獲得したことのある唯一の選手がラファエル・ナダル(スペイン)だ。30歳のナダルは「14」の栄冠を手にしているが、彼は2014年の全仏を制して以来、グランドスラムで優勝することができていない。

 ズベレフはマレーの天性のベースラインゲームをかき乱しながら攻撃を仕掛け、ネットに出た際の118ポイントのうち65ポイントを取った。

 29歳のズベレフは重要なポイントで何本かの驚くべきボレーを打ったが、本人にとっては意識という点ですべてがぼんやりしていたのだという。

 「正直言ってよくわからない。僕はちょっとコーマ(意識不明状態)に陥っているような感じだったんだ。僕はただサービスを打ち、ボレーを打って道を切り開いていた」とズベレフ。「正直に言ってどうやってやってのけたのか、自分でもよくわからないポイントがいくつかある」。

 ズベレフのここまでキャリアで最高の試合を間近で見せつけられたマレーは、それに対抗しきることができなかった。

 「彼がネットに出てきたときに打ってくるショットが問題だった」とマレー。「彼はいくつかの素晴らしいショットを打ってきた。特に最後のほうの、緊迫した場面での反射的なボレーなどだよ」。

 マレーはまた、「彼は、彼がそれを必要としているときに、非常にいいサービスを打ってきた」と言った。「彼は勝利に値した。なぜなら苦境に置かれたときに、そして重要な瞬間に、素晴らしいプレーをしたからだ」。

 2010年の決勝でフェデラーに、2011、13、15、16年の決勝でジョコビッチに敗れたマレーは、過去7度の全豪で必ず準々決勝か、それ以上まで勝ち上がっていた。

 彼は2006年の全豪で世界51位のフアン イグナシオ・チェラ(アルゼンチン)に敗れて以来、10年にわたってグランドスラム大会でこうもランキングの低い選手に負けたことはなかった。

 これはまた、2003年のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)の4回戦敗退以来、全豪での早期第1シード敗退でもある。

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