狩野英孝会見で”芸能界タブー”に触れたロンブー・田村亮に称賛の嵐
お笑い芸人の狩野英孝(34)が女子高生との“不適切な関係”によって芸能活動の無期限謹慎を発表した。これについて、さまざまな芸能人のコメントが取り上げられているなか、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(45)の“誤爆”に注目が集まっている。
狩野は写真週刊誌『フライデー』(講談社)でスキャンダルが報じられ、1月21日に会見を開いた。席上で、
「(当初、女子高生とは)22歳と聞いて知り合い、その後、友人関係を経て大人としてお付き合いさせていただきました」
などと説明。その会見を、田村はインターネットテレビ局『AbemaTV』の生中継で視聴していた模様。動画にはコメントを書き込むことができるのだが……。
「田村は匿名のつもりで、動画を見ながら狩野を追及する記者を批判し、『記者もジャニーズやバーニングにもコレくらい聞けたら、認めるけど、弱小事務所の時はコレやもんなぁ』とコメントした。ところが、田村のアカウントはTwitterとも連動しており、そのままツイートされてしまった。すぐに気付いた田村は該当ツイートを削除し、『業界各社の方々、関係者の方々、記者の方々、大変申し訳ございませんでした。この仕事をしている者として、大変失礼で軽率なコメントを載せてしまい反省しております』と、謝罪したのですが……」(スポーツ紙記者)
図らずも“芸能界の裏側”に言及してしまったのだ。
■誰もが知ってる芸能事務所の圧力
田村の意図はわからなくもない。かねてからジャニーズ事務所やバーニングプロダクションなどには“圧力”疑惑が付きまとってきた。
「そのため、ネットユーザーからの称賛に加え、各テレビ局や芸能事務所からも『誰もが思っていたことを言ってくれた』など好意的な声が多く聞かれます」(前出・スポーツ紙記者)
一部では、田村や所属の吉本興業への“圧力”が懸念されていたというが、22日放送の『クイズ☆スター名鑑』(TBS系)が普通にオンエアされたことで、ひとまず田村の“安否確認”が行われた。
「大手プロの圧力といえば、今月13日の『フライデー』で不倫が報じられたにも関わらず、テレビで一切触れられていないマギー(24)が所属するレプロエンタテインメントや、EXILE所属のLDHも激しいと言われる。だから田村の発言に共感する関係者が多いんです。逆に、創業60年以上となる狩野が所属するマセキ芸能社を“弱小”と言ってしまったことの方が大ミスだったので、何にせよ今後はもっと慎重になるべきでしょうが」(芸能プロ関係者)
今後、田村が各事務所から圧力を掛けられないことを祈るばかりだ。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。