和田アキ子に明石家さんま…大物芸能人に見えてきた”カリスマの綻び”

デイリーニュースオンライン

写真は「Akiko Wada BEST HIT COLLECTION」より
写真は「Akiko Wada BEST HIT COLLECTION」より

 歌手の和田アキ子(66)が、1月29日に放送された『八方・陣内・方正の黄金列伝!』(読売テレビ)で音楽業界の裏金問題について触れ、注目を集めている。番組で和田は、かつて同じホリプロに所属していた歌手の山口百恵が、レコード大賞や歌謡大賞など音楽関係の賞を一度も受賞していない「無冠の女王」であることに触れ、「賞は獲りに行くもんじゃない」という当時のホリプロの社長の理念の下、関係者への接待などを行わなかったのがその理由だと解説。さらに和田はこの話題に絡めて「昔はもう、リンゴの箱の下にさあ、札束があったりとか。という噂だよ」とコメント。他事務所の裏金問題についてほのめかす発言もあった。

 この和田のコメントは、昨年「日本レコード大賞」において大手芸能事務所の裏金問題を連想させたようだ。この発言には、レコード大賞関係者はもちろんのこと、長年受賞式を放送してきたTBSも困惑しているという。

「和田のトークはこれまで“御意見番”と言われる通り、自分の考えや意見を述べるものが中心でした。しかし最近では、今回のような芸能界の裏側を暴露する一面など、他人を出しぬく発言が急に際立つようになってきています。」(芸能関係者)

 最近では自身の番組でタレントの出川哲朗(52)に対し、淫行疑惑で無期限謹慎処分中の狩野英孝(34)に電話をかけるよう強要する一幕もあった。この和田の行為も「パワハラ」と揶揄されており、日に日にご意見番としての影が薄れている。

■数年後には大御所のリタイアラッシュも?

 和田と同じく、芸能界の大御所でありながら、最近トークにブレを見せ始めているのが明石家さんま(61)だ。数々の冠番組を持ち、お笑い界のBIG3の一人として名を馳せるさんまだが、最近はその「賞味期限」が話題になっている。

「もともとさんまは一時、60歳になったら引退することを考えていたと言われています。しかし吉本興業や後輩からの慰留があり、それを思いとどまっています。そんな中、昨年はSMAPの独立・解散騒動によって、SMAPの事情通ぶる態度が世間からひんしゅくを買いました。さらにその騒動でイメージを落とした木村拓哉(44)をプッシュする発言を連発し、自身の好感度を急下降させています」(前出・関係者)

 さんまは、昨年放送された『27時間テレビ』(フジテレビ)内の『さんま・中居の今夜も眠れない』で暴走。中居正広(44)にSMAP騒動の詳細について、根掘り葉掘り聞く姿に疑問の声が寄せられた。こうしたことも影響したのか、毎年放送されていたさんまと木村の特番『さんタク』(フジテレビ系)や、『さんま&SMAPのクリスマススペシャル』(日本テレビ系)は放送されなかった。

「昨年散々問題になったので、今年の『今夜も眠れない』は放送されない可能性もあります。さんまは『さんまのまんま』(関西テレビ)が、昨年に放送開始31年で幕を閉じました。こうした流れからも他のレギュラー番組も徐々に終了していくのではないかと言われているようです」(芸能レポーター)

 かつてのテレビを牽引してきた長寿番組が終わりを迎えるとともに、大物芸能人たちもそろそろ引退を迎える日が近づいているのかもしれない。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する
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