社会人になって「想像よりお金がない」と感じている人は約5割「生活費がかかる」
学生のうちはアルバイトくらいでしか収入を得られません。しかし、卒業すれば社会人。学生時代よりたくさん稼げそう……そう思っている人も多いことでしょう。でも、実際に手取り金を見てみると思ったより少ないことも。こんなはずでは……と思ったことのある社会人もいるかもしれませんね。そこで今回はそんな経験がないか、社会人の先輩に話を聞いてみました。
■社会人になっても、想像していたよりお金がないと思いますか?
はい 96人(47.5%)
いいえ 106人(52.5%)
ほぼ半々に意見が割れました。「はい」と答えた人、「いいえ」と答えた人、それぞれ自分の収入に対し、一体、どのような想いがあるのでしょうか?早速、意見を見ていきましょう。
■はい
●生活費がかかる
・あまり稼げないし、生活費がけっこうかかってしまって貯金もあまりできていないから(男性/32歳/その他)
・自分の生活コストというものは思ったよりもかかる(男性/34歳/団体・公益法人・官公庁)
・生活費がかかる(女性/41歳/その他)
・生活費がかつかつで余裕がない(女性/39歳/その他)
●貯まらない
・あまり貯められていない(女性/22歳/その他)
・1000万円に対して75万しか溜まっていない(男性/39歳/学校・教育関連)
・車のローンや奨学金でお金がかかる(女性/25歳/団体・公益法人・官公庁)
・ほとんど貯金できていない(男性/37歳/運輸・倉庫)
●税金が高い
・税金や保険でお金を取られるし、残業がないとほとんど何も残らない(男性/50歳以上/電機)
・社会保険料や税金でかなり天引きされるから(女性/27歳/その他)
・税、社会保障費が高い(男性/43歳/小売店)
・税金もろもろで大変(男性/33歳/金属・鉄鋼・化学)
■いいえ
●不自由なし
・貯金がそれなりにできていると思うから(男性/35歳/食品・飲料)
・収入には困ってない(男性/33歳/食品・飲料)
・困った経験がない(女性/29歳/生保・損保)
・ある程度自由に使えたから(男性/31歳/不動産)
●無駄をなくした
・意外と自分の工夫でなんとかなることに気づいたから(女性/25歳/小売店)
・無駄な使いかたしないから(男性/50歳以上/その他)
・そんなにお金を使わないので(女性/26歳/医療・福祉)
・お金は、いくらあっても使ってしまえばなくなってしまう。使わないで貯蓄する知恵が必要だと思う(男性/50歳以上/その他)
■その他
・はい。零細企業だから収入は少ないし、学歴も一切関係ない給与体系であり、おまけに賞与はないから、学生時代とほとんど変わらない(男性/50歳以上/その他)
・はい。手取りになると、大分減ってしまうから(女性/33歳/学校・教育関連)
・いいえ。実家にいたから(女性/44歳/アパレル・繊維)
・いいえ。実家暮らしなので家賃など余計な出費がなくて助かっている(男性/23歳/食品・飲料)
「収入はあるものの、支出がかさむために貯められない」という声も多数寄せられました。たしかに、食費や交際費などを野放図に使っていると、あっという間に、月の給与が底つくこともありそうですよね。
いかがでしたか? 社会人はたしかに、学生よりもお金を稼ぎやすい立場ではあります。しかし、収入と支出のバランス、いわゆるキャッシュフローを管理しないと、お金を手元に残すのは難しい場合があるときも。最近は、スマホで手軽につかえる家計簿アプリなどもあるので、社会人になったらダウンロードしてみるといいかも知れませんね。
文●ロックスター小島
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2017年1月
調査人数:社会人男女202人(男性135人、女性67人)