【プロ野球】筆者の秘蔵品も公開! 今年も繰り広げられた限定グッズ争奪戦。カープグッズの奇抜な魅力に迫る!? (2/2ページ)
■限定Tシャツ
カープグッズといえば、サヨナラゲームやメモリアルなトピックスの翌日に販売される限定Tシャツが有名だ。近年のカープ人気で、そのほとんどが発売から数分で完売してしまう。
筆者が所有するのは2012年と2013年のTシャツ。いずれも石原慶幸の「サヨナラ記念Tシャツ」だ。奇しくも、球団初の限定サヨナラTシャツは2010年の「石原サヨナラ弾Tシャツ」。2014年には「石原6年連続サヨナラTシャツ」も発売されている……。
■手のり坊やちょうちん
カープ坊やがかわいい「手のり坊やちょうちん」。筆者は2015年にスタジアムでひっそりと売られていたところ、何の気なしに購入。実は限定500個で販売されていたのだが、思惑が外れたようで異例の売れ残り……。売店の隅に追いやられていたのだ。
オバQのようなカープ坊やが怪しくもささやかに光る様子はなかなかシュール。暗がりに光る怪しい坊やに愛おしさが沸いてくる。そんな逸品だ。
筆者は小銭入れや、iPhoneケースといった日常的な携帯品にもカープグッズを使っている。それがファンのたしなみというものだ。今年もたくさんの新グッズを入手したいと思う。
■ファンがハマるカルト的奇抜さ!?
現在の広島の爆発的人気は、このように奇抜で楽しいカープグッズがきっかけだったという説もある。
用途すらも無視し、奇をてらったグッズの数々は持つだけで優越感にも浸れる。それがファン心理というものだ。そんなくすぐりポイントを手玉に取った巧みな手法と実行力たるや恐れ入る。
しかし、筆者を含め、その手法に進んでハマる者が後を絶たないほどの魅力があることは確か。そして、それもこれもカープが魅力的だからこそなせる技なのだろう。さぁ、今年も新たなグッズに身を包み球場に繰り出そう。
文=井上智博(いのうえ・ともひろ)