「歯みがき」こそもっとも簡単な超絶健康法だった!(3)自分の口臭はこうしてわかる (2/2ページ)

アサ芸プラス

さらに週に一度は歯科医の方が来て、診てもらっています。ケアに取り組み始めたここ3年で、誤嚥性肺炎で亡くなる方はゼロになりました」

「あやのいえ」では、顎や首の筋肉を鍛える体操を実践。食べ物を自分で噛んだり、舌を動かせるようになった入居者もいる。

「鼻からチューブで栄養摂取されていた方もいますが、うちに入られて自分で食べられるようになって、元気が出たり会話がしゃっきりされた方は非常に多いです」(前出・植木代表)

 口腔ケアには、ガン患者やICU(集中治療室)に入る重篤な患者に対しても行われ始めている。前出・安藤氏が続ける。

「口の中が不衛生だと、抗ガン剤の影響で口内炎ができやすくなります。ICUでも、気道感染のリスク軽減のために口腔ケアをするところが増えました。口腔の管理をすることで、疾患の予後がいいものになっていくわけです」

 医療の最先端で、あらためて「口腔衛生」の価値が見直される一方で、健康な人の口腔に対する意識は決して高くない。

「清潔な人さし指を舌の上に奥のほうから平行に貼り付ける。乾かした時のニオイが、あなたの口臭のニオイです」(武内氏)

 年を取って、1カ所も歯周病になっていない人はまずいない。だからこそ、ふだんのケアが大切なのだ。

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