芸能界はブラック体質?清水富美加の”電撃引退”が業界で物議に (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■ブラック業界?「事務所擁護一色」に疑問が噴出

 著名芸能人からは批判一色といったところだが、この状況に多くの視聴者が反発。ネット上では「事務所擁護が露骨すぎ」「なんで搾取していた側の事務所が一方的に擁護されるの?」「ブラック業界だって胸を張って言えてしまう感覚が異常」「宗教にすがるくらい彼女が追いつめられていたと考えないのか」「レプロは能年玲奈の件もあるのにそれに全く触れないのが不気味すぎる」といった声が沸き起こっている。

「レプロには女優・のん(23)が独立騒動前に『能年玲奈』として所属していましたが、その当時も『月給5万円』という薄給が独立の要因に挙げられていた。当然、幸福の科学側の主張も鵜呑みにはできませんが、この短期間に人気女優が二人も独立騒動を起こすのは異常。売れっ子になってからも納得できる報酬を支払っていなかったからトラブルが続発しているのではないかと勘繰りたくなる。それなのに芸能界は事務所擁護の一辺倒ですから疑問の声が上がるのも当然なのでしょう」(前出・芸能関係者)

 一方、タレントの伊集院光(49)は14日放送のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)で事務所擁護一色の風潮に言及。「中堅、ベテランになっている人、いわゆる発言権が与えられている人の意見が、あまりにも『彼女は身勝手だ』『仕事を放棄して迷惑をかけるのはけしからん』というのが多い。(その意見が)間違っているとは言わないけど、あまりにもそれ一色なことに気持ち悪さを感じる」と発言した。

 さらに伊集院は今の状況が「寝ずに働いて『俺もう無理です』と言う若者に(先輩が)『俺たちの若い頃はもっと仕事してたぞ』『他の人に迷惑を掛けるから頑張れ』と言うのを良しとしていた時代」と同質だとし、清水が死を考えるほど悩んでいたということに触れながら「そういう人に『仕事の責任を取っていないのにやめるな』というのは俺は違うと思う」と話し、唯一といってもいい「過度な事務所擁護への疑問」を口にしている。

 清水の電撃引退はよくある芸能人の宗教問題の枠を飛び越え、芸能界の「ブラック体質」を浮かび上がらせる騒動となってきたようだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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