嵐の5人に暗雲?SMAPファンの”購買運動”が各方面に波及のワケ (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■嵐はソロだと弱い?ジャニーズ事務所の思惑に暗雲

 SMAP元メンバーたちの根強い人気、そして解散後も“スマノミクス”運動で彼らを支えようとするファンの熱意が感じられる現象といえる。だが、ジャニーズにとってはSMAPよりもプッシュしたいのは事務所の大黒柱となった嵐であることは明白だ。

 嵐もSMAPに負けずに経済効果は絶大。今年1月末に放送された冠番組『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で京都のどら焼きが紹介され、ファンが販売店舗に殺到。開店から2時間と持たずに商品が売り切れ、近隣道路に車の行列ができてしまうことから警察が出動する事態にまでなったと伝えられている。

 嵐の経済効果もすさまじいようだが、SMAP同様の「ソロ」となると事情が変わってくるという。

「グループで一番人気の松本潤(33)は明治のチョコレートのイメージキャラクターを務めており、視聴者に甘くささやくようなCMがファンに好評でした。しかし、セクシー女優との『ドロドロ二股交際』が報じられたことで一部視聴者から『清潔感がない』などと批判が噴出し、商品イメージまで悪化している。また、櫻井翔(35)や二宮和也(33)ら他のメンバーもそれぞれにソロCMを抱えていますが、世間の反響は今ひとつ。『〇〇くんがCMをやってるから買う!』といった口コミも弱い。メンバー全員で出演している『キリンビール』のCMなどは大好評ですが、ソロとなると途端にインパクトが薄れるようです」(前出・広告代理店関係者)

 解散しても個人で影響力を保っているSMAP元メンバーたちの偉大さが感じられるが、その一方で今年9月の契約更新を境に事務所から独立するメンバーが現れるのではないかと危惧されている。ジャニーズ事務所としては制御不能なSMAP元メンバーたちよりも嵐を全面に押し出していきたいところだろうが、ファンの“スマノミクス”運動で状況は激変。簡単に「SMAPは終了、これからは嵐」というわけにもいかなくなったようだ。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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