芸能界ルールに綻び?元KAT-TUN田口淳之介が”電撃復帰”できたワケ

デイリーニュースオンライン

写真はオフィシャルサイトより
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 元KAT-TUNの田口淳之介(31)がユニバーサルミュージックと契約して、4月5日、シングル『Connect』でソロでメジャーデビューすることがわかった。昨年2月にジャニーズ事務所を退社して、わずか1年で表舞台に返ってきたことになる。

 同じく、元KAT-TUNの赤西仁(32)や田中聖(31)がジャニーズ事務所退社後、インディーズでの音楽活動を余儀なくされている実態と比べると、まさに異例だ。この事実に関してジャニーズに詳しい関係者は、

「田口の復帰は、ジャニーズ事務所の影響力がなくなってしまったという一端が垣間見えるようですが、それだけではありません」

 と語る。それは、田口が契約したユニバーサルミュージックの性質にもあるようだ。

「ユニバーサルは外資系で、日本の芸能界の常識を通用させにくかった。さらに、以前はTOKIOも加入していたのですが、ジャニーズ側がTOKIO以外も加入させようとしました。ユニバーサル側はジャニーズ事務所からは1グループの方針だったので、そこで仲違いしてTOKIOの契約も破棄。今はジャニーズ事務所とは犬猿の仲と言われています。ジャニーズ事務所を敵に回すことに対して、いっさい躊躇しないスタンスだったという理由もあります」(前同)

■ジャニーズ健全化への第一歩だが……

 さらに、田口がスムーズにメジャーデビューしたのには、ジャニーズ事務所の窮状もあった。

「SMAP解散騒動で、ジャニーズ事務所の体質はブラック企業と揶揄されるようになりました。また、独立したタレントを数年自粛させることは業界の暗黙のルールでしたが、昨今、世間はその体質に疑問を持ち始めています。もし、田口のデビューを阻止するような動きをしたら、ジャニーズ事務所のイメージは最悪になる。田口レベルならファンを持っていかれる心配もないと判断し、ジャニーズ事務所として健全性アピールのために静観を決めたのでしょう」(前出・関係者)

 今回は田口をスルーしたことで、一応はクリーンなところをみせたジャニーズ事務所。しかし、元SMAPメンバーの独立問題が控えている。本当の意味のイメージ回復は、その時にかかっているだろう。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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