自転車に法定速度はない!? 意外と知らない3つの自転車交通ルール (2/4ページ)

まいじつ

■自転車には法定速度がない!? 法定速度と制限速度の違い

Photo Credit: Cool-Rock.com Flickr via Compfight cc

原動機付自転車には法定速度が30km/hと決まっているが、自転車には法定速度がない。これは道路交通法施行令の第11条によるものだ。自動車や原動機付き自転車については法定速度が定められているが、自転車にはそれがないのである。

では、自転車はどんな速度を出しても良いのかというと、さすがにそんなことはない。道路交通法の第22条によって道路標識等によって決められた最高速度を超えてはいけないと定められているので、これを超えてはいけない。

簡単にまとめると、日本の公道を走る場合には、車両に定められた法定速度と道路によって定められた制限速度のうち、低い方の速度で車両は走らなければならない。しかし、自転車は法定速度がないため、制限速度さえ守ればいい。

多くの人が勘違いしている制限速度が30km/hとは、原動機付自転車の法定速度であり、自転車のものではない。

法定速度が定められていないのは、恐らく自転車がいまほど速く走れるようになり、普及することを想定していなかったと思われる。今後は議論されるべきものだとは思うが、現状は法定速度はない。そのため、道路標識の速度の通りに走ることができるのである。よって上記動画のような自転車の走行速度には問題がないのだ。

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