プロが教える! 覚えておきたい恋の駆け引きのテクニック
恋愛では、相手の気持ちを確かめるためにさまざまな駆け引きが行われますよね。女性が男性の気持ちを確かめたいと思ったとき、どんな方法で駆け引きをするのが効果的なのでしょうか。心理コーディネーターの織田隼人先生に取材しました。
<目次>
(1)恋の駆け引きのテクニック ・恋愛の駆け引きで大切なポイント ・恋愛で駆け引き上手になる方法 ・LINEやメールで有効なテクニック (2)男性が嫌がる恋の駆け引き ・男性が駆け引きされていると感じた経験 ・男性が駆け引きされていると感じる瞬間 ・男性が恋の駆け引きで許せないこと ・男性に対して逆効果な恋の駆け引き (3)まとめ
(1)恋の駆け引きのテクニック恋の駆け引きをするときには、どんなことに気をつければよいのでしょうか。恋の駆け引きで大切なポイントや駆け引き上手になる方法について、織田先生に取材しました。
Q.恋愛の駆け引きで大切なポイントを教えてください恋愛の駆け引きで大事なポイントは「主導権を握ろう」という邪心を入れないことです。そもそも、恋愛をうまくいかせるために駆け引きをするのであって、主導権とかほかの要素を入れていくと、どんどんと自分や相手が疲れる駆け引きとなり、「好きな人と幸せになる」というための恋愛ではなくなってきます。恋愛の駆け引きは「二人で幸せになるため、うまく付き合うため」にどうすればいいのか、そのための手段のひとつとして使う程度に考えるようにしましょう。
Q.恋愛で駆け引き上手になる方法を教えてください恋愛で駆け引き上手になる方法は、相手の気持ちと自分の気持ちを知ることです。特に恋心の盛り上がり具合が彼の方が大きいのか、自分の方が大きいのかを把握すると、駆け引きが成功しやすくなります。彼より自分の気持ちの方が盛り上がっているとき、その場合は彼の気持ちを盛り上げるための駆け引きが有効になります。
駆け引きするということは、たいてい自分の恋の気持ちを「盛り上がっていないように見せる」ことが中心になります。例えばLINEの返事のタイミングを遅らせたり……。そのため、やるときは彼より自分の方が盛り上がっていてどうしよう、というようなタイミングで仕掛けるようにしましょう。
Q.LINEやメールで有効な恋の駆け引きのテクニックはありますか?LINEやメールでの恋の駆け引きでは「返信を遅らせる」のが効果的に使えることが多いです。文章が素っ気ない、というのはうまく行くこともありますが、好きな相手のテンションを下げてしまうという失敗ケースも多く聞いていますので、できる限りやめておきましょう。自分の気持ちがとても盛り上がっていて、彼の返信が待ち遠しい。でも、彼の返信がちょっと少なかったり、反応がイマイチでどうしたらいいの!? と思うようなときに、この駆け引きは有効です。
返信のタイミングを自分の方が少し遅くすると、彼に「あれ、返信ない。どうしたんだろう」と思ってもらうことができます。そして相手が「返信がなくてさみしい! 実は好きだったんだ」と気づけば、恋はどんどん盛り上がります。 どうしても自分が一方的に盛り上がっているときには、相手はちょっと引いてしまうもの。そんなときに駆け引きは有効なんです。
(2)男性が嫌がる恋の駆け引き男性は、女性に恋の駆け引きをされていると感じる瞬間はあるのでしょうか。女性にされたら嫌な恋の駆け引きや、許せないことについて男性の本音を調査しました。また、男性に対して行うと逆効果になる恋の駆け引きについて、織田先生に取材しました。
Q.女性に対して、恋の駆け引きをされていると感じたことはありますか?・ない…54.46% ・ある…45.54%
※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート。有効回答件数415件(22歳~39歳男性)
およそ4割以上の男性が、恋の駆け引きをされていると感じたことがあるようですね。それでは、どんなときに恋の駆け引きをされたと感じたのでしょうか。
Q.どんな瞬間に恋の駆け引きをされていると感じますか? ①メールの返信が遅いとき・「メールがなかなか帰ってこなかったときや、急に態度を変えられるとき」(31歳/情報・IT/技術職)
・「メールの返信までの時間が長いとき」(35歳/その他/事務系専門職)
メールの返信が遅いと、相手が駆け引きしていると感じるようです。普段は返信が早い相手だと、なおさらそう思われるかもしれませんね。
②急に冷たくなったとき・「急にそっけない態度をされたり冷たくなったとき」(39歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「急に冷たい態度をとられたとき」(39歳/運輸・倉庫/事務系専門職)
いきなり態度が冷たくなったとき、相手が駆け引きをしているように思えるのでは。理由がない限り、冷たくされる原因がわかりませんものね。
③好きな人がいるか聞かれたとき・「好きな人とかいないんですかと聞かれたときに、自分に気があるのかを探られてると感じる」(30歳/医療・福祉/専門職)
・「好きな人がいるかどうか聞かれたり、今付き合ったらこういうメリットがあると聞かされたとき」(28歳/電機/営業職)
自分に好きな人がいるかどうかを確かめてくると、相手が自分に気があるように感じて、探られていると思うようです。
④やきもちを焼かせようとされたとき・「ほかの男性と仲よさそうに話したり、ヤキモチやかせようとする」(30歳/自動車関連/技術職)
・「ほかの男性の話をしたり、こちらの反応を見ていたりする」(36歳/医療・福祉/専門職)
ほかの男性の話をしてみたり、仲よさそうにしているのを見せられると、自分の反応を確かめているようにも感じるのではないでしょうか。
⑤連絡がなくなったとき・「毎日連絡を取ってるのに急に連絡が何日かおきになったとき」(37歳/運輸・倉庫/その他)
・「毎日連絡していたのが急に連絡を取らなくなる」(37歳/医療・福祉/専門職)
いつも連絡が来ていた人から急に連絡が途絶えると、少し気になってしまいますよね。駆け引きで連絡をしてこないことも考えられそうです。
⑥誘ってもすぐ返事がないとき・「食事に誘っても返事がなかなか返ってこないとき」(38歳/食品・飲料/その他)
・「自分から食事によく誘ってくるくせに、こっちから食事を誘うと取りあえず渋る。でも結局は来るんですが」(39歳/その他/事務系専門職)
食事に誘ってみても、なかなか返事をもらえないこともあるもの。結果的に行くのであれば、駆け引きされたと感じる男性もいるようです。
さまざまなシーンで、駆け引きをされたと感じる男性が多いようです。そんな女性の駆け引きの中でも、これだけは許せないというものはどんなことなのでしょうか。
Q.恋の駆け引きで許せないことは何ですか? ①気を引こうとする・「わざと好きでもない人と仲よくして気を引こうとした」(34歳/アパレル・繊維/営業職)
・「別の男性とわざと遊びに行き見せつけるなど」(39歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
好きでもない相手とわざとイチャイチャしているのを見ると、イラッとしてしまう男性もいるようですね。
②思わせぶりな態度・「その気も無いのに思わせぶりな態度」(36歳/建設・土木/技術職)
・「思わせぶりなことをすること。好意を持ってるふりをし続け、ほかに好きな人がいると言われたあとも思わせぶりな様子を見せられたこと」(35歳/その他/その他)
好意があるのかないのかわからないような思わせぶりな態度を取られると、駆け引きをされているような気がして、嫌な気持ちになってしまうようです。
③嘘をつかれる・「嘘をつかれるのが一番ダメな行為」(39歳/情報・IT/技術職)
・「嘘をつかれること。盛って話す分にはいいが、嘘はだめ」(27歳/小売店/事務系専門職)
付き合っていてもいなくても、相手から嘘をつかれるのは許せませんよね。相手のことを信頼できなくなってしまいます。
④元カレの話をする・「元カレとの思い出を大切にしていることをアピールする人」(36歳/不動産/経営・コンサルタント系)
・「元カレとの思い出話を何度もしてくる」(30歳/医療・福祉/専門職)
別れた元カレのことをいつまでも話していると、まだ好きなのではと誰でも感じるもの。とはいえ、何度も話をされると、さすがにどういうつもりかわからなくなってしまいますよね。
⑤周りの人に迷惑をかけている・「周りの人を変に巻き込んで嫌な気分にさせているとき」(32歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「周りの人に迷惑をかけていると自覚していないとき」(24歳/医療・福祉/専門職)
恋愛をするうえで、周りに迷惑をかけるのが一番NGですよね。二人の問題なのに、他人を巻き込むのはやめてほしいものです。
⑥キープされている・「彼氏がいるのに、隙を見せてこちらに気があるようなそぶりをすること」(25歳/電力・ガス・石油/事務系専門職)
・「彼氏と仲よくいってないからと、キープしながら、別の人もキープする」(39歳/食品・飲料/営業職)
彼氏がいるのにうまくいっていないと言ったり、もう別れるなんて言う人もいるものです。男性をその気にさせるために、彼氏と別れるアピールしているかもしれません。
※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート。有効回答件数415件(22歳~39歳男性)
恋愛において、恋の駆け引きをしてしまうことがあるのは仕方ないこと。それでもやはりルールは守った上で、相手を不快にさせるような駆け引きはやめてほしいですよね。それでは、男性に対して逆効果な恋の駆け引きについて、織田先生の意見も聞いてみましょう。
Q.男性に対して逆効果な恋の駆け引きは何ですか?駆け引きの失敗でよくあるのが、恋の主導権争いをやっていたり、先に好きになったら負けだと考えている場合です。このような場合、駆け引きによって相手は疲れていきます。駆け引きはめったにやらない、だからこそ相手に響くものです。頻繁に駆け引きを行うと「なんか、嫌な感じの人だな」「駆け引きしかけてきて印象悪いな」と思われてしまいます。最初に言いましたが、駆け引きは「恋を幸せな形で盛り上げるため」に使うもので、自分のためにだけの使うものではありません。
(3)まとめ恋の駆け引きをしたからといって、必ずしも恋愛がうまくいくものではありません。押し引きのタイミングを間違えてしまうと、逆に相手をあきれさせてしまうこともあります。恋愛における駆け引きは、あくまで二人の幸せな未来のために行うもの。恋の主導権を握ろうとしたり、自分の欲求を満たすためだけに行うのはやめましょう。
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(監修:織田隼人、文:ファナティック)