<不定期連載 壁を打ち破れ!~サンウルブズの挑戦>  上野裕一ジャパンエスアール会長が考える日本ラグビー未来像① (2/3ページ)

ラグビーリパブリック

 やや手前味噌ではありますが、我々サンウルブズの存在こそ2019年に向けて日本ラグビーを世界の中で成長させていく原動力であることは間違いありません。

 もちろん、それでも今季4節を終了して、まだ未勝利。そろそろ勝利という結果が必要ですし、間違いなくその日も近い。

 南アフリカ、そしてシンガポールからの映像を見て、日本の若い選手たちが世界のトッププレーヤーたちを向こうに回し、一歩も引かないプレーを続けていると感じたのは私だけではないでしょう。

 サンルウブズによる地殻変動は続いているのです。

 思い返せば、13か月前の2016年2月27日。我々サンウルブズのスーパーラグビーデビューを見届けようと熱心なラグビーファンの方々が秩父宮の客席を埋め、熱い応援をしてくれました。

 そのファンの方々の姿を見て、それまで重ねてきた全ての苦労が報われた思いになったものでした。

 私の人生の中でも最良の日となりました。

 サンウルブズは、壁を打ち破りながら、ここまで辿り着いたチームです。私自身、「2019年に向けてはこれしかない」との思いから、日本ラグビーを変革するチームのために、奔走し続けてきたわけですが、その過程においては筆致に尽くし難い困難を乗り越えてきたつもりです。

 それでも、あの昨年の開幕戦に集まっていただいたファンの熱狂が全ての苦労を吹き飛ばしてくれました。

 そんなファンのみなさんの期待に応えるために、これからもまだまだ壁を打ち破っていかないといけません。もちろん、ファンのみなさんと一緒にです。

 ここまではとにかく走り続けるのに必死で、サンウルブズが誕生するまでの苦難や、将来的に目指すものなどに関しては、正直あまり発信できてはいません。

 ファンのみなさんにも一緒に壁を打ち破る戦いに参加していただくためにも、サンウルブズがどのように生まれ、どうもがきながら、どこに行こうとしているのか、少しずつでも当連載にて熱く発信していこうと思っています。

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