森友問題でも支持率変わらず?安倍政権を支える民進党の”醜態” (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■安倍政権を支えるもの

 やたらフットワークが軽すぎる夫人など、安倍政権に穴が無いわけではない。しかしピンチに見えても高い支持率を誇り、選挙ではほぼ常勝に近い。いったい安倍政権の強みとは何なのか?

「まず政権の中枢に居ながら権勢欲を見せず、抜群の安定感を誇る菅義偉官房長官(68)の存在が大きい。また全てが上手く行っているワケではないが、株価や雇用は変わらず好調で、経済政策の効果が出ている」(政治ジャーナリスト)

 ……それもそうだろうが、やはり安倍政権支持率アップの功労者といえば彼らが他の追随を許さない。皆さん、だいたい想像がついているはず。

「記憶違いでは済まされない!」(蓮舫党首・49) 
→「おまいう(お前が言うな)!」

「明日、辻元清美が記者会見します。逃げも隠れもしません!(翌日になって)やっぱり会見しません」(玉木雄一郎衆院議員・47)
→「情報公開が大事、とか言っておいて!」

「私に関する疑惑はすべてガセ(拡散するな)!」(辻元清美衆院議員・56)
→「安倍夫人には疑惑だけで証人喚問を要求するのに?」

 そう。やっぱり民進党の皆さんです。森友問題に関する彼らの発言と、それに対する代表的な国民の反応を挙げてみたが、一目瞭然。自分を棚に上げて相手だけを攻める二重基準。平気で嘘をつき、前言撤回する厚顔無恥。自由な議論や多様な価値観を認めない頑迷固陋……。

 いつもの民進党ではあるが、今回は度が過ぎた。上記のごとく政権運営には大した影響が無かったが、国会運営は大ダメージ。重要法案の審議や緊迫する朝鮮半島情勢への対応を放置して、執拗にどうでもいい問題に拘って国益を損失した醜態を、国民は見ている。

「安倍晋三内閣の支持率が高い最大の原因の一つは、旧・民主党政権の失敗だ。<あれよりはマシじゃないか>と(略)安倍内閣に支持が集まっている状況だ」(前原誠司元民主党党首・54)

 旧民主党の酷さは、しっかり受け継がれている。安倍内閣の揚げ足をとるのが党勢回復への道と思っているようなら、これまで同様に今後も民進党に浮上のチャンスは無い。

 そして自民党も、高支持率に安心して気を抜かないでもらいたい。日本を混迷に叩き落とし、破滅の一歩手前まで追い込んだ鳩山由紀夫内閣(70)や菅直人内閣(70)は、いまの安倍内閣より支持率が高かったのだから……。

(注1)最新の世論調査…3月24日〜26日の調査。
(注2)微増…なぜか日経新聞は「横ばい」と表現。
(注3)軒並みダウン…おおむね3〜5ポイントのダウン。

著者プロフィール

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コンテンツプロデューサー

田中ねぃ

東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ

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