「やってみたい役柄や組んでみたい相手を吟味して、じっくり仕事を選べる立場じゃないと思うけど、まぁ頑張ってくださーい」
「そのままフェードアウトはどうでしょうか？」
「オフ取ったら演技が抜群に良くなった、なんて期待できない」
「実際の所は仕事のオファーがない状態なのでは？CMも全部打ち切りになってるよね……」
「ただの木村拓哉にどれだけの魅力があるのか、凄いマイナスな未知数しか想像できない」

ただ、長い間アイドルグループのトップを守り、ドラマの主役を張ってきたキムタクをねぎらう声も少なからずある。

「良い意味でも悪い意味でも何したって色々言われちゃうんだし。木村拓哉は」
「いいじゃない、ずっと突っ走って来たんだし」
「休んだ方がいいよ。世間からあることないこと言われて、木村くんも人間なんだし。ファンのみんなは分かってるよ」
「テレビばっかでないで舞台とかやれば演技も少し変わるんじゃない？」

かつては『ビューティフルライフ』（TBSテレビ系）や『HERO』（フジテレビ系）など、主演ドラマの視聴率が20％、30％が当たり前となることでハードルを上げられ続け、今さら二番手、三番手では出演できない状態になってしまった木村（『安堂ロイド』（TBSテレビ系）でハードルが下がったと思われたが、さほど下がらず）。
これはトップランナーにしか分からない孤独とつらさであろう。

確かに間を空けた方がイメージチェンジのための期間を設けられるのだが、「○年ぶりに主役」などのキャプションでハードルが再び上がってしまうのも事実。
SMAPの看板が無くなった今、長期休暇の後に新たなキムタク像を見せられるのか、次のドラマで真価が問われる。

文・真島リカ（まじま りか）

ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。