浅田真央引退でフィギュア界激震?安藤美姫が”リストラ候補”筆頭に
4月10日に現役引退を表明し、12日に都内で引退会見を開いた浅田真央(26)。日本のフィギュア界を牽引し、そのキャラクターから多くの国民に愛されていた彼女の現役引退を惜しむ声も多いが、「浅田の引退劇の裏で、戦々恐々とする人物がいる」(テレビ局関係者)という。
「浅田は会見で、競技人生に『悔いはない』と話し、今後については『どんな形でも(スケートに)恩返しできる活動をしていきたい』として、まずは今夏のアイスショーへの出演を宣言。その一方で、国民的アスリートだった彼女には、これからテレビ各局が“解説者”としてオファーを出しまくるでしょう」(スポーツ紙記者)
たしかに浅田は好感度も高く、さまざまな番組からお呼びが掛かることは想像に難くない。しかし、そうなると現解説者たちの“椅子取りゲーム”が必然的に発生する。
「解説者枠にも限りがありますから、優先順位が出来てきます。今、関係者の間で“切り捨て候補”になっているのは安藤美姫(29)。一時期はバラエティ番組にも引っ張りだこでしたが、安藤にはアンチも多い上に、所属事務所の代表を務める彼女の母親も“モンスターペアレント”として知られている。過去には母のクレーマーぶりが報じられたこともあるほどで、局側にとっては安藤を起用するのも面倒なんです。そんな経緯もあるので、浅田の参入によって真っ先に蹴落とされるのは安藤とみられます」(前出・関係者)
■加熱するスポーツ界の椅子取りゲーム
また、このように解説者枠をめぐる争いは、スケート界に限った話ではなくサッカーや野球も同様だ。
「たとえば元サッカー選手・北澤豪(48)は監督としてのオファーも多いですが、それより確実に収入がいい解説者に徹している。もし監督をやってしまうと、その空いてしまった期間に有力な解説者が誕生した場合、後から戻ってくるというのは難しい。それで、割り切ってテレビ出演を続けているというワケです」(前出・スポーツ紙記者)
フィギュアの解説に関しては安藤はともかく、これまでは伊藤みどり(47)や荒川静香(35)のほぼ独壇場となっていた。今後は浅田の需要により、椅子取りゲームはさらに熾烈化していくことだろう。
- 文・橘カイト(たちばな・かいと)
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。