「一年間支えてくれてありがとう」熊本空港、滑走路からのメッセージに感動の嵐

Jタウンネット

撮影:ANAの関係社員
撮影:ANAの関係社員

熊本地震から1年を迎えた2017年4月半ば、熊本空港(阿蘇くまもと空港)の係員に対して、ツイッター上で「涙出ました」「本当にウルウルきました」という感動の声が寄せられている。

熊本地震から一年。
空港から出発前にこんなメッセージが。
こちらこそ、ありがとう。
ずっと支えるよ。
♯熊本地震
♯熊本 ♯熊本空港 ♯ありがとう pic.twitter.com/98kMGR3I0g
- ふじさん (@y19730625) 2017年4月16日


撮影:ANAの関係社員
「一年間支えてくれてありがとう」

ツイッターで話題になっている、このメッセージには、どんな思いが込められたのだろう。Jタウンネットは、空港に話を聞いてみた。

地震直後には「応援ありがとう頑張るけん熊本」

熊本空港によると、空港に勤めるANA(全日空)の係員が率先して始めた行動だったという。全日空事務所の担当者に話を聞くと、滑走路上に14枚のボードを立てかけ、手を振りながら機体の離陸を見送っていたという。

期間は、2017年4月14~16日の3日間。ちょうど1年前、熊本地震の前震が起こってから本震が発生するまでの期間とぴったり重なっている。

撮影:ANAの関係社員
撮影:ANAの関係社員

こうしたメッセージボードが立てかけられたのは、初めてではなかった。

「応援ありがとう頑張るけん熊本」

熊本地震でストップした航路が再開した直後、ANAの係員たちは「熊本に物資を届けてくれた方や、被災された方のご家族に、感謝の気持ちを伝えようと」搭乗客にこう書かれたボードを示していたという。

ANA事務所の担当者は、当時をこう振り返る。

「震災後熊本空港を利用するお客様は今までとは違い 支援物資を大量に抱えた方や、復旧作業を終えてそのまま搭乗される様子の 作業着のまま出発される方、やむを得ず被災地に家族を残し出発されるご様子の方々を見ていて 熊本から最後に見送る立場として、感謝の気持ちを伝えたい、また、今後は復興した熊本を見に来て欲しいという気持ちで実施しました」

係員たちの胸に秘めたる想いは、ANAの公式サイトにもつづられていた。

「『がんばるけん熊本』のメッセージボードを掲げると、機内から手を振ってくださったり、お辞儀をしてくださるお客様もいらっしゃり、『自分たちは出発するけれど、これからも頑張って』と、エールをいただいたような気がします。みなさん、本当にご支援ありがとうございます。 熊本は、これからも頑張ります」

1年後の節目にも何かやりたい。彼らはそう思い立ち、「一年間支えてくれてありがとう」と言葉を変えて再び、感謝の想いを伝えようとしたのだ。

「それから1年が経過し、これまで支えてくださったみなさんに節目としてお礼を伝えたいとの思いから、今回の実施となりました」(担当者) 撮影:ANAの関係社員
撮影:ANAの関係社員

昨日熊本から東京に帰って来たイギリス人ゲストが、「熊本空港でANAに乗って外見たらなんかやってた。これ何て書いてあるの?」と言われ見せられた写真がこちら。説明したらその彼もえらく感動してました。 pic.twitter.com/X3F6VkkeGy
- サクラホステル店長 TOMO (@SakuraHostel) 2017年4月15日

今日熊本空港に飛行機見に行ったら下の作業員さん達が何やらやってたので見てたら飛行機の搭乗者さんや見に来てる人達にお礼の言葉を 見た瞬間自分の中でこらえてたものが pic.twitter.com/PeAFgZyA1n
- 熊本matsutaka (@LuresMatsutaka) 2017年4月16日

@imamurayoshino こんばんは。昨日の熊本空港の風景だそうです。胸に込み上げるものが...。
今日はロアッソも勝ちました! pic.twitter.com/koMmOyEQfv
- ジンノ (@jubeat_jinno) 2017年4月16日

ツイッター上では、「感動した」という反響が相次いでいる。

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