中居&香取共演で”キムハブ”宣言?テレ朝とSMAP独立派の蜜月
元SMAPの香取慎吾(40)が司会を務める情報バラエティ番組『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)の4月22日放送回に同じ元メンバーの中居正広(44)がゲスト出演することになった。元メンバー同士の絆が感じられるが、香取慎吾と中居正広が仲の良さをアピールしたことで結果的に木村拓哉(44)との確執が明確に。メンバー同士の確執を隠さなくなったのは再独立への布石ではないかと業界内で騒がれている。
■4対1の確執が明確化…「キムハブ状態」継続中か
香取と中居との共演は解散後初めてとなり、中居のゲスト出演が告知されると香取は「久々に会います」とイタズラっぽく微笑んだ。同局で放送されている『中居正広のミになる図書館』(同)が4月24日からゴールデンに進出するタイミングであるが、通常なら映画やドラマの番宣でもない限りはメンバーの番組にゲスト出演するのは解散前もあまりなかったことだ。
それだけ22日は特別な放送となるわけだが、二人が仲良くバラエティで共演すれば木村との対立構造が明確化されてしまう。
「昨年の大みそかには実質的な“SMAP解散式”として焼き肉屋でパーティが開かれ、中居、香取、稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、さらにオートレーサーとなった元メンバーの森且行(43)まで集まった。しかし、木村だけは不参加。木村も電話で誘われていたという報道がありましたが、着信があったのは当日深夜で行けるはずもなく、事実上『ハブにされた』というのが真相。解散後も中居ら4人と木村が交わることは一切なく、確執は現在に至るまで続いているという見方が強い」(芸能関係者)
SMAP解散をめぐっては、香取と木村の確執が最大の原因になったといわれている。それが事実であれば、中居が解散後の香取との共演を解禁したことの意味は大きい。また、草なぎは今年1月に香取のレギュラー番組『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)にゲスト出演。二人でパーソナリティを務めているラジオ番組『ShinTsuyo POWER SPLASH』(bayfm)も継続中だ。「中間派」といわれていた稲垣は解散後もラジオ番組のトークで変わらずにメンバー全員の名前を出しているが、やはり木村の話題は極端に少ない。
元メンバー同士の絆は今も続いているのに木村だけが孤立……どうしても「4対1」の構図が浮かび上がるが、中居と香取の共演がその決定打となりそうだ。
■異例のゲスト出演のウラに…テレ朝を後ろ盾に独立か
しかし、4人は独立失敗後もジャニーズ事務所に残留。干されるわけでもなく順調に仕事をこなしている。にもかかわらず、中居が木村との対立を強調しかねないタイミングで香取との共演を決断したのはなぜなのか。
「中居ら4人は今年9月の契約更新のタイミングで事務所を離脱し、育ての親である元チーフマネジャーI女史が旗揚げする新事務所に移籍するといわれています。その大きな後ろ盾のひとつとなっているのがテレビ朝日。もともとテレ朝はジャニーズ依存度が低く、その一方で中居や香取らSMAP元メンバーの実力を高く買っている。もしジャニーズを辞めても、テレ朝は変わらずに中居たちの番組出演を継続させる方向で動いています。そう考えると、中居がテレ朝の香取の番組にゲスト出演するのは独立への布石に見える。木村との確執を隠す必要がなくなったのも、独立の意思が強まっている証拠といえそうです」(前出・芸能関係者)
さらに、中居は20日放送の人気トークバラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)にゲスト出演することが決定。「ひとり暮らし長〜い芸人」というテーマで異例の“ひな壇”に座っての登場となる。SMAP全盛期のころなら考えられないことだが、これもバックアップしてくれるテレ朝の番組だからこそと考えれば納得がいく。また、もし独立すれば仕事を選り好みしていられなくなるので「何でもできます」とアピールする目的もあるのだろうか。
盛んにウワサされてきた「4対1」の構図のまま、木村を残して4人は独立となるのかどうか。いずれにせよ、中居と香取の解散後初共演が大きな分水嶺となりそうだ。
- 文・橘カイト(たちばな・かいと)
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。