広さ自慢のハイトールワゴン。王者N-BOXとダイハツ・ウェイクで室内の使いやすさを徹底比較! (2/3ページ)

イキなクルマで

 全高室内高ウェイク1,835mm1,455mmN-BOX1,780mm1,400mmホンダ・ステップワゴン1,840mm1,425mm

後席はどちらも左右独立式のスライド機能が備わるので、このあたりの使い勝手に差は無い様子です。異なるのは後席の居住性。両車とも十分な広さで、後席の膝先空間は大人4名が乗車しても余裕があり、後席の前後方向の足元空間は、ともに普通車を含めても最大級で、ミニバンとも大差はありません。頭上空間の55mmの差は前席より後席の方が実感できて、確かに開放感は違うはずです。

■ラゲッジスペースの使い勝手はどうかphoto by 本田技研工業株式会社photo by ダイハツ工業株式会社

荷室の使い勝手を見ると、N-BOXは燃料タンクを前席の下に搭載しているために、路面から室床面までの高さと荷室の床はN-BOXの方が低くなっています。室床面までの高さはの差は115mmもあり、自転車や重い荷物を積む時などでその差を体感するでしょう。加えて全高がウェイクより低いのにかかわらず、リアゲートを開いた時の上下寸法はN-BOXが上回るのです。

「より多くの荷物を積むことができる」というウェイクのセールスポイントは、ルーフまでぎっちり積めば確かにN-BOXを上回る巨大空間であることは確かです。しかし、常識的な積載では、N-BOXの方が積みやすく楽なのです。

 荷室開口高荷室フロア高ウェイク1,140mm595mmN-BOX1,200mm480mm

さらに、リアシートをたたむ方法が異なるのが、ウェイクとN-BOXの個性の差になって表れていて、大変興味深い部分です。ウェイクはヘッドレストを抜き、座面を前に持ちあげ、それから背もたれを倒すという手続きが必要ですが、デッキボードの脚を立てることでラゲージをより広く使うことができる、「上下二段式デッキボード」の利用が可能で、アンダートランクの容量もアップします。

対するN-BOXは、ヘッドレストはそのままで、背もたれを倒すだけでほぼ平らな荷室に早替わりする簡単さが特徴、そして「跳ね上げられる後席」は、座面をはね上げれば荷物を積める空間が出現。はね上げはワンアクションで、これまた簡単操作。

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