石坂浩二「主演シルバー昼ドラ・やすらぎの郷」で「テレビ痛烈批判」連発 (2/2ページ)
「表向きの理由は、直腸ガンの治療ということでしたが、復帰後に石坂が『面倒くさい仕事がなくなったから、気分爽快』などと発言して、周囲をヒヤヒヤさせました」(芸能レポーター)
昨年3月末には20年以上司会を務めた「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京系)を降板したが、
「番組プロデューサーとの確執が原因で、石坂の発言が編集でカットされ続けていたという“イジメ問題”が取りざたされました」(前出・芸能レポーター)
こうした過去があるだけに、石坂の「イメージ悪化」を懸念する声も少なくない。
「ドラマで連発する過激発言が、石坂本人の意趣返しとも捉えられかねません。テレビ界に“ダメ出し”をした石坂にオファーを出していいものか、二の足を踏むケースが出てくるでしょうね」(前出・テレ朝関係者)
石坂の“大ピンチ”を招いた今作の収録現場には、倉本氏が熱心に通い詰めているという。
「倉本さんは台本どおりにセリフを言わないと烈火のごとく怒るんです。見ている前でセリフを勝手に変えるなんて考えられません」(前出・ドラマ関係者)
その“ニラミ効果”は、一方で浅丘ルリ子(76)や加賀まりこ(73)、八千草薫(86)といったベテラン女優陣に好影響をもたらしていた。
「主要キャストの平均年齢は80歳近いのに、皆さん完璧にセリフを覚えています。言葉がつかえたりしたのも見たことがありません」(前出・ドラマ関係者)
まさにシニアパワー全開で、テレビ界に一石を投じているのだ。ドラマ解説者の木村隆志氏が言う。
「批判の矛先はテレビ業界に限りません。石坂さん演じる脚本家が、息子さんからタバコと健康の話を振られて、『いちばん体に悪いのは、“禁煙”とそこらじゅうに書かれた文字だ!』と、逆ギレするシーンが印象的でした。近年はコンプライアンス偏重で、めっきり少なくなった喫煙シーンがバンバン出てくるのも、倉本さんの愛煙家としての強いこだわりではないでしょうか」
言いたいことがバンバン言える──それもまた「やすらぎ」なのだろう。