芸能人たちが密かに励む「サイドビジネス」実態調査 (2/4ページ)

日刊大衆



「自宅を“世田谷ベース”と名づけ、50~70年代のアメリカを意識してデザインした洋服や雑貨を販売。同世代を中心にマニアの多いジャンルですから、新製品が出ると、すぐに売り切れるほどの大人気です。世田谷ベースでアメリカンなこだわり満載のピクニックイベントを行ったりもして、すっかり同好の士のカリスマですよ」(同)

 企画会社や事務所が知名度頼みで主導するのではなく、セルフプロデュースによる副業の成功例だ。現在はネットでの展開が容易になったこともあり、今はこの方向性のサイドビジネスが主流になりつつある。「芸人の渡辺直美は、あの体型ながらファッションセンスがかなり高いと評判で、自身がデザインする“PUNYUS”というブランドがかなり当たっています。もう少し前だと若槻千夏や、元AKB48の篠田麻里子らも洋服のブランドを発表していますが、ほとんど“お飾りプロデューサー”。それに比べると、渡辺のこだわりは半端じゃないということで、すでにタレントとしての人気を離れたところで、お客がついていますね」(同)

 やはり、「自分色」をガンガン出していくのが正解なようで、中には、こんな珍会社を立ち上げるものも。「ユニークなところでは、T.M.Revolutionの西川貴教が昨年設立した『株式會社突風』が話題を呼びました」(同)

 突風に吹かれるプロモーションビデオが有名な彼らしいネーミングだが、事業報告を見ると、デビュー20周年記念事業の一環として曲で使用した衣装のコスプレグッズを販売するなど“ネタ? それとも本気?”と思うような内容。

「現状、スベってもいいようにネタっぽくしてある部分もあるようですが、西川の本心としては、地元・滋賀県のためと銘打ち、行政から地方創生予算を引っ張って地域活性化ビジネスをやりたいというところ。どこかの広告代理店が噛んでいるのかもしれませんが、時代に即した考えではありますね」(同)

 そう、副業には、常に時代の先を読む先見性が求められるのだ。「その代表例が、キャイ~ンの天野ひろゆきでしょう。彼は株式投資の本を書くほどの“投資芸人”で、あまり細かく売り買いを重ねず、一つの銘柄を多めに買って長期保有するのが極意。
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