SMAP解散騒動でアンチが急増したといわれている木村拓哉（44）。1月からソロ活動がスタートし、主演ドラマや主演公開されるなど順風満帆に見えたが、いよいよ“賞味期限切れ”の様相を呈している。

「SMAPメンバーとチーフマネージャー・飯島三智氏（60）がジャニーズからの移籍を検討した際、木村は当初こそ賛成していたものの、途中で事務所に“寝返った”とされています。妻で歌手・工藤静香（47）が独立に難色を示したことが原因といいますが、世間には仲間を差し置いて妻の言いなりになったという印象を与えてしまった。木村が事務所への忠誠心を見せた一方、飯島氏は騒動の責任をとる形で退社に追い込まれ、残る4人も冷遇されるのではないかと思われていました」（ジャニーズに詳しいライター）

　年明けには主演ドラマ『A LIFE～愛しき人～』（TBS系）の放送が始まり、主演映画『無限の住人』が4月29日に公開されるなど、順風満帆に見える木村。今後は安泰とみられていたものの、最近は続々とCM契約が終了しているという。

「まずはトヨタ自動車のCMがなくなり、4月半ばにはメンズエステの『ダンディハウス』との契約も終わってしまった模様。ジャニーズ公式サイトからこの2本の出演情報が消滅したんです。しかも、契約が続かなかった原因は木村本人にある可能性が高い。2012年には二度のスピード違反で免許停止処分になったことが明らかになり、車のCMに出演するタレントとしては自覚が甘かったといえます。加えて、今年1月放送の『ぴったんこカン・カン』（TBS系）で、木村の足にタトゥーが入っているという疑惑が浮上。イメージダウンは免れませんでした」（前同）

■『無限の住人』にも暗雲

　同店はタトゥーが入っているお客の利用を禁止しており、ネット上では「違約金レベル」「ダンディハウスに通報しよう」と、アンチが盛り上がっていた。実際に苦情によって打ち切られたのかは定かではないが、木村にとって、このタイミングでのCM終了は大きな痛手だろう。さらに不運は続き、映画『無限の住人』もヒットは期待できないようだ。

「映画は“ぶった斬りエンターテインメント”と銘打っているように、木村演じる不死身の男・万次が派手な殺陣を披露しています。しかし、ストーリー自体には中身がないと感じた人が多く、試写の段階で『近年稀に見る駄作』『キムタクよいしょ映画』とのレビューが上がる始末でした」（映画ライター）

　暗雲が立ち込めている木村だが、今作で起死回生となるだろうか。

文・真田栄太郎（さなだ・えいたろう）

※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』（ワニマガジン社）、『週刊宝島』（宝島社）、『Hot Dog Press』（講談社）などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する