二階堂ふみが戦犯?『フランケンシュタインの恋』が視聴者離れのワケ

デイリーニュースオンライン

『フランケンシュタインの恋』|日本テレビ公式サイトより
『フランケンシュタインの恋』|日本テレビ公式サイトより

 視聴者が一斉に離れて怪物に悲しみ募るーー。4月30日、綾野剛(35)主演の連続ドラマ『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系)の第2話が放送された。斎藤工(35)が友情出演するサプライズが用意されていたものの、平均視聴率は1ケタに転落し、視聴者の反応も「綾野剛と柳楽優弥の無駄遣い」「キノコが気持ち悪い」などと芳しくない。期待された作品の不調はいったい何が原因なのか?

■キャスティングの失敗?「キノコ気持ち悪い」の声も

 30日に放送された第2話では、感情が高ぶった怪物・深志研(綾野)に触れられた津軽晴果(田島ゆみか・27)が、顔に透明なキノコをつけ、意識不明に陥る。姉・晴果に付き添う津軽継実(二階堂ふみ・22)は、稲庭聖哉(柳楽優弥・27)に彼から話を聞いてきてほしいとお願いする。翌日に判明した平均視聴率は7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。第1話にマークした11.2%から一気に3.9ポイントも下降した。

 そんな2話では、深志研を生み出した医学博士・深志研太郎として斎藤が友情出演。それでも「今日は何を伝えたかったのか本気でわからなかった」「綾野剛と柳楽優弥の無駄遣い」「キノコ気持ち悪い」「フランケンのやつなんでキノコなの? 綾野剛は見たいけど気持ち悪い」など視聴者からはブーイングの嵐だった。

「イメージが悪化している原因の一つが、綾野の体から生えるキノコでしょう。顔がキノコに覆われるシーンはまるで湿疹や皮膚炎のようにも見え、綾野目当ての女性視聴者が嫌悪感を催しています。演出としてはかなり失敗の部類でしょう」(報道関係者)

 しかし、視聴者離れの要因はもっと基本的なところにもあるようだ。

 『フランケンシュタインの恋』出演者の中で、戦犯候補の一人に挙がっているのがヒロインの二階堂。綾野と柳楽の二人から思いを寄せられる病弱の理系女子を演じているが、このキャスティングが視聴者にはピンと来ない様子だ。

「やたら演技派扱いだけど、普通の人が演じられないってうまいとはいえない」「売れている理由が益々わからなくなった」と放送中から非難が相次ぐ不人気ぶり。また数々の浮名をはせる肉食女子だけに「二階堂さんみたいな肉食獣は狩る相手(共演俳優)次第なんでしょうね。狩りがいがない相手だとやる気無し」という揶揄まで飛んでいる。

「二階堂は菅田将暉(24)や山﨑賢人(22)、星野源(36)など数々の人気俳優と噂になった”オンナの敵”。綾野や柳楽が次なる獲物に見えても仕方ないでしょう。そうした私生活でのネガティブイメージが強すぎることで、ドラマの役柄に余計な先入観を与えてしまう。もはや二階堂への期待は、セクシーさを売りにする斎藤との濃厚なラブシーンくらいしかないのでは?」(前出・関係者)

 かたや主演の綾野も”共演者キラー”として数々の女優と浮名を流してきた肉食俳優で、かつては当時未成年だった橋本愛(21)とのデート現場をキャッチされたことも。こうしたスキャンダルが多い2人による純愛ドラマに果たして視聴者が感情移入できるのか。2話目にして大きく視聴率を落としてしまった『フランケンシュタインの恋』。そんな明らかな配役ミスがはやくも露呈した格好だが、この先、視聴者を呼び戻すことができるのだろうか。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。
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