木村拓哉と嵐・二宮和也の初共演に隠された”複雑な懐事情”

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay(写真はイメージです)
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 SMAPの木村拓哉(44)が、嵐の二宮和也(33)と来年公開の映画『検察側の罪人』で共演することが発表された。同作は作家の雫井脩之氏(48)の同名小説が原作。二宮和也演じる正義感の強い新人検事が、木村拓哉演じるエリート検事と同じ部署に配属され、ある殺人事件をきっかけに、お互いに対立関係が生じ、敵対してしまうというサスペンス作品だ。

 これまでSMAPと嵐が共演することは大型歌番組以外ではなかったため、二人の共演は当然ながら初めてとなる。元SMAPメンバーとジャニーズタレントとの共演といえば、先日、中居正広(44)が司会を担当する『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)に滝沢秀明(35)が出演し話題を呼んだばかり。さらに『ナカイの窓』(同)では今井翼(35)と共演している。かつては、ジャニーズ事務所内においての“派閥”が大きな壁を作っていたと言われてきたが、SMAP解散をきっかけにこれらの解体が本格化しているようだ。

「今まではジャニーズ内部の中でもSMAPは特別な立場にいた。それだけに解散後のSMAP元メンバーのバラ売り共演で、派閥解体を印象付けることも事実です。こうした過去の派閥を越えた共演は『ジャニーズは一致団結している』という無言のアピールになるので、今後もジャニーズに残留する木村を中心に増えてくるでしょう」(スポーツ紙記者)

■双方にとってのメリット大?

 また、今回の木村拓哉と二宮和也の初共演は、2人の個人的な”テコ入れ”にも繋がっていると見る向きもいる。

「木村にとっては、俳優として力をいれていくための“テコ入れ”になる。木村はSMAP解散以降、俳優としての活動がメインになっている。しかし、29日公開の主演映画『無限の住人』は初週の観客動員ランキング(興行通信社調べ)では6位と不発に終わってしまった。映画俳優として実績のある二宮と共演することは、俳優・キムタクにとっても悪くない組み合わせ。劇場公開映画にとって絶対に必要な”話題性”も申し分ない」(前出・芸能記者)

 さらに二宮に関しては、昨年の熱愛騒動を払拭し、イメージアップを図るための“テコ入れ”になると記者は語る。

「二宮は昨年フリーアナウンサーの伊藤綾子(36)との熱愛報道が伝えられ、多くのファンを悲しませた。SNSによる伊藤アナの”匂わせ投稿”にとどまらず、嵐のアルバムに収録されていた二宮のソロ楽曲にも、伊藤を想像させる歌詞があったことで人気急落を決定付けた。大暴落した二宮の商品価値を俳優として取り戻すチャンスになるでしょう」(前同)

 はやくも話題になっている二人の共演だが、このコンビが何を見せてくれるのか。今はひとまず期待とともに楽しみにしたいところだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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