45歳から真剣に考えて準備を!「老後貧乏」に陥らないための3つの心得 (2/2ページ)

アサジョ

 さて、第三の心得は、たぶん、これが最も大事な心得だが、金融機関をむやみやたらに信用するのではなく、自分でも考えるということだ。

 例えば、退職金について銀行などで相談したとしても、何も考えずに手放しで言いなりになってはならない。金融マンが勧める、投資信託、保険、アパート経営のようなもののすべてが正しいとは限らない。しばしば、大きな手数料を払いつつ、過大なリスクを負う。

 老後に急に貧乏になる原因の一つに、運用の大損があるが、金融マンを頼ったことが失敗の原因になることが多い。自分は人を見る目があるなどと思ってはならない。運用を「人」で判断してはいけない。金融マンや、金融マンと親しいFP(ファイナンシャル・プランナー)については、1人に相談してすべてを決めるのではなく、同じ内容を他の金融マンに相談してみるなど、賢い判断をして素敵なシニア・ライフを送って欲しい。

(経済評論家・山崎元)

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