優秀な人材を離さない人事評価のキモとは? 【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】 (2/2ページ)

新刊JP


(画像左:著者・高橋恭介さん 画像右:鬼頭あゆみ)

高橋さんのすごいところは、そうした気づきを経て新しい人事評価制度を作り、それを多くの会社に導入していく活動をはじめたことです。そして実際、この7年間で1000社に導入されるほど広がっているとか。
また、評価だけでなく、社員の目標設定も同時に行う仕組みになっているため、自分の働き方の指針が見えて、より合理的に目標に達成する努力を自然と行うようになるそうです。

高橋さんの考える新しい人事評価が、これまでの評価制度と大きく違うのは「差をつける」ことにあります。
全員一律ではなく、差があるからモチベーションアップにつながるというわけです。

確かに、スポーツ選手の世界では、1分1秒どう動いたかで評価され、年俸にも差がつきます。ビジネスの世界でも、きちんと差をつけて評価していかないと、優秀な人材がどんどん別の会社に移る時代がくるのではないかとわかりやすく伝えてくださいました。

管理職の方だけでなく、若い方にも是非読んでいただきたい一冊です。

(鬼頭あゆみ/『本が好きっ!』パーソナリティ)

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【鬼頭あゆみの「本が好きっ!」】
ブックナビゲーター・鬼頭あゆみによる書評ラジオ。毎回、話題の本の著者が登場して、本について掘り下げるインタビューを届ける。オーディオブック配信サービス・FeBeにて無料配信中。http://febe.jp/honga

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