これが戦闘食だと?一皿ごとに漂う高級感。世界各国のミリメシをミシュランの三ツ星レストラン風に盛り付けてみた。
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ニューヨークのシェフと映像作家、写真家がタッグを組んで、MREを大変身させたようだ。MREは「Meal, Ready-to-Eat(すぐに食べられる食事)」の略で、アメリカ軍で採用されている戦闘糧食、つまりミリメシだ。
主食やメインディッシュ、デザートなどがひとつのパッケージにまとめられており、保存性や携帯性はバツグン。だがしかし、味の方はというと「誰もが拒否する食事」と呼ばれるほど不評。そんなMREがどんな風に変わったのか・・・まあ、なんということでしょう!
・ミリメシから漂うミシュラン・クオリティー
このプロジェクトは、シェフのチャック・ジョージさん、映像作家のジミー・ファムさん、写真家のヘンリー・ハーグリーブスさんが手掛けたもの。「MREからミシュランへ」とのタイトルどおり、世界各国のMREを、ミシュランガイドに掲載されている三ツ星レストラン風に盛り付けてみよう!というものだ。
それでは、さっそく見ていこう。・世界各国のミリメシの劇的ビフォーアフター
1. アメリカ
カットした梨、ナッツをまぶしたエナジーバー、ピーナッツバターなど
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野菜のタコソースあえ、クラッカーなど
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2. ロシア
プルーン・バー、りんごのマーマレードなど
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豚の脳のポテトシチューがけ、牛肉のレッドソースがけ
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3. 中国
パイナップルと焦がしたシビレ(子牛などの膵臓または胸腺)など
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ツナとスイートチリライムソースのヌードル
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4. 韓国
乾燥させた鶏肉や野菜などにお湯を添えて
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5. フランス
チョコレート、シリアルなど
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プルーンやチーズ、ビスケットなどの盛り合わせ
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6. リトアニア
レモン・エナジー・クリスタルを2種類の方法で
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クラッカーの上に謎の肉やジャムなどをのせて
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完成したのは、ミリメシとは思えない華やかな見た目の料理たち。チャックさんの手により、味気ないミリメシがまさに高級レストランの一皿のように生まれ変わった。
彼らは海外メディアの取材にたいして、
それぞれの国のMREにどんな違いがあるのか見てみたかったんだ。その国にとっての軍人の価値が、与える料理に現れていると思う。そして、すべての軍人へのリスペクトを込めて、MREをミシュランレストランのクオリティーまで引き上げたんだと語っている。
盛り付け方を変えるだけで、こんなにも料理の印象が変わるもんなんだね。高級レストランの料理だといわれても、見た目だけなら信じてしまうかもしれない。そもそものミリメシに必要な保存性や携帯性はまったくなさそうだけれどもすごくおいしそうではある。
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MRE
via:Uproxx・Designboom・Cool material・Foodiggity・translated by usagi / edited by parumo
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