木村拓哉がCM契約ゼロ目前?俳優休業で事務所幹部に就任案も
元SMAPの木村拓哉(44)が6月20日に起こした追突事故が、各方面で話題になっている。木村は東京都調布市の交差点で、赤信号待ちの際にブレーキを緩めてしまい、前方のバイクに衝突。バイクはさらに前方の乗用車に衝突する玉突き事故となった。警察の調べに対し、木村は「考え事をしていて、ブレーキを緩めてしまった」と供述している。
何の因果なのか、この2日前となる18日には、元SMAPメンバーの稲垣吾郎(43)、草なぎ剛(42)、香取慎吾(40)の3人が、ジャニーズ事務所から独立することを発表しており、「考え事」とはこのことだったのではないかとの憶測が広まっている。いずれにせよこの事故は、木村にとって最悪のタイミングだったことは間違いない。
木村は過去に2度の速度超過を冒しており、2012年には免許停止処分を受けるなど、車トラブルの過去がある。今回の事故とは直接関係はないが、木村はこれまで20年以上CMに出演していたトヨタ自動車のスポンサーを今年になって降りている。トヨタにとっては偶然にも正しい判断となったようだ。
また今年に入ってのCM降板はトヨタだけでなく、ダンディハウスのCMも三浦知良(50)にとって代わられ、現在唯一のスポンサーとなっているタマホームに関しても新たな映像収録は行われず契約更新はされないと見られている。今回の一件を加味すると、いよいよCMゼロも現実味を帯びてくる。
「実は水面下で、ジャニーズには代理店を通じて車関係のCMの話が木村にあったと言われていたのですが、どうやら白紙になったとも。今回の事故もオフ日の出来事だったようですが、今回の件でさらに仕事が減ることとなれば、オフはさらに長くなりそう。今後も自動車関係のCM出演は絶望的でしょう」(芸能記者)
CMは出演者のイメージが全てとなるだけに、企業や代理店はタレントの選定に特に気を遣っている。今の木村の状態であれば、オファーを出したがる企業がいないのも当然の話だ。ただし木村は今後、芸能活動だけではない動きも見せるのではないかと言われている。
■ジャニーズ幹部のポスト用意も
元SMAP3人の退所が決まったことで、木村は9月から幹部入りすると一部メディアが報じている。最終的にジャニーズ事務所を選んだ木村は、事務所幹部からの評価も高く、近藤真彦(52)や東山紀之(50)といった大御所と肩を並べることになるという。
「木村は解散騒動でただでさえイメージが悪かった所に、主演映画『無限の住人』の大ゴケも相まって、俳優としての評価は下がる一方。それだけに今後の表向きの活動は流動的になる。とはいえ、いくら人気が急落したといっても木村はジャニーズの功労者でもあるので、事務所内に権限を持つ役職を用意し幹部としてのポジションから全体を見守ってもらおうという計画もある。来年には、嵐・二宮和也(34)と共演の映画『検察側の罪人』の公開を控えていますが、それ以外の計画は未定ということもあって俳優業はこのまましばらく休業状態になる可能性すらあります」(前出・記者)
ジャニーズ事務所内では安定した立場は用意されているようだが、肝心の俳優業としての立場は揺らぐ一方のようだ。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。