【関東中学校大会】終了間際に大逆転劇。茗溪学園中が連覇、14回目の優勝。 (2/2ページ)

ラグビーリパブリック

開始2分にはキックパスからWTB梶原岳人がトライを挙げるなど攻撃に新たな一面も披露。チームは着実に上昇しているのが分かる。

「今年は縦攻撃から継続して、トライを奪う形を目指しています。最後は残念ですが、課題も分かったので、これからです」と本郷中・井口辰也監督。昨年初の決勝戦に進出して同じ茗溪学園中に敗れたが、秋の全国大会では見違えるようなチームに成長していた。中学でラグビーを始めた選手が多いだけに、その伸びしろは大きい。

 また、3位決定戦は熊谷東中が桐蔭学園中を28-14と破った。桐蔭学園中の攻撃を一人ひとりが役割を理解して、我慢しながらタックルしたのが勝因に。

「先週、茗溪中と対戦して、1対1で勝負にならなかった。そこにフォーカスした成果が出ました。動作の確認から基本をやっていくと、私の想像以上に理解していない点が分かったので、そこは大きかった」と熊谷東中・大熊亮監督。

 公立中学だけに継続した強化は難しいが、14年前にこの大会を制しているチーム。就任2年目の若き指導者とともに、パスを駆使して抜いて行くアタッキングラグビーに加え、防御にも意識が芽生えた。この先が楽しみになる勝利だった。

(取材:福田達)

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前半8分、本郷中のLO吉村が豪快なトライ(撮影:長尾亜紀)

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連覇を果たした茗溪。昨年とは違った個性が光る(撮影:長尾亜紀)

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熊谷東はスペースを勝負する能力に優れていた(撮影:長尾亜紀)
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