倖田來未が豪華別荘を売却へ?人気低迷と”住民トラブル”が背景か
歌手の倖田來未(34)が、神奈川県内の海沿い高級リゾート地に構えた推定時価総額3億円の別荘の売却に動いていると、7月4日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が報じて波紋が広がっている。
件の別荘は、2012年に当該の土地を購入して建設。海岸に面する崖の頂上にある、コンクリート打ちっぱなしの3階建てで、レコーディングスタジオやプールまでを併設している。この別荘の存在を昨年に初めて報道した『女性自身』(光文社)は、地元住民のコメントとして、「夏になると、お子さんを連れてよく遊びに来られますよ。いつも前日にマネージャーらしき人が来て、敷地内をお掃除されてます」とマネージャーを使用人のごとく扱い、別荘ライフを楽しむ倖田のセレブ生活を報じていた。あれから1年を経て、倖田を取り巻く状況は一変したようだ。
今回の週刊女性の記事では、倖田が最近になって別荘に現れなくなったこと。代わって音楽バンドでボーカルをしている夫が友人らとはしゃぐ姿が頻繁に目撃されていることを伝えている。また、その評判は芳しいものでなく、地元住民の「パーティーをしていたのか、ものすごくうるさいときがある」といった不満を紹介。そのうえで別荘は売りに出されているとした。
なぜ、倖田側はせっかく建てた別荘をわずか1年で手放してしまうことになったのか。そこには住民トラブルの他にも深刻な事情が隠されていたようだ。
■CD売上は2万枚でチケットは定価割れの惨状
倖田は今年3月に新アルバムを2枚同時リリースしてオリコンで初登場1、2位を独占するなどその人気は健在との印象が強い。しかし、その内情はまるで正反対だという。
「オリコンで1、2位獲得といっても、いずれも初週の売り上げは2万枚足らずで、『こんな売り上げ枚数で1位を獲れるのか』と音楽ファンが騒然となったほど。CDが売れない時代性とともに倖田の人気低下が数字的にも明らかになった。また、露出の低さばかりが話題になっており、公式サイトで発表されている今年のテレビ出演情報はアルバムが発売された3月に3本のみという惨状です。金銭的にも別荘を維持できる余裕はないということでしょう」(週刊誌記者)
現在、倖田は47都道府県をまわる全国ツアー『KODA KUMI LIVE TOUR 2017』の最中だが全席完売にはほど遠い状態で、チケット売買サイトでは定価割れで取引されることもあるという。かつての勢いは完全に失われているようだ。
「倖田の別荘は一般人には必要のない音楽スタジオが併設され、別荘から国有地の海岸までをつなぐ螺旋階段が設置されるなど違法性も疑われ、買い手が付きにくい条件が揃っている。さらに夫のパーティー騒ぎでご近所トラブルも抱えるなど、倖田にとってはまさに”お荷物物件”となっている印象です」(前出・記者)
同じエイベックスの浜崎あゆみ(38)も豪邸売却で話題になったばかり。時代を席巻した歌姫たちの凋落が止まらないようだ。
- 文・海保真一(かいほ・しんいち)
- ※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。