天才テリー伊藤対談「大橋美加」(3)共通の話題で父と親密な関係に‥‥ (2/2ページ)

アサ芸プラス

成城の家へ年に1回ぐらい遊びに行ってたのかな? 寿々子ママが作ってくれたごちそうを食べたり、ホテルで食事をしたり。

テリー その時、どんな話をされたんですか?

大橋 何を話してたんでしょうねェ(笑)。それがまったく覚えてないんです。でもたぶん、「最近、学校はどうなんだ?」とか当たり障りのない話だったと思います。もっとも、私が大学生になってジャズを本格的に歌い始めてからは、とても話が合うようになりましたし、話す機会もずいぶん増えましたけど。

テリー そうか、ジャズが父娘を結んでくれたんだ。

大橋 そうだと思います。私がジャズシンガーにならなかったら、きっと父とはここまで親しい関係を築けなかったと思います。幸せな家庭環境だったとは言えませんでしたけど、普通に両親と一緒に育った人たちに聞いてみると、高齢の親とたまに会っても、「元気?」とかそんなやり取りをするくらいで、そんなに話が合わないって言うんですね。

テリー ああ、なるほど。確かにそうだよね。

大橋 だから逆に、子供時代の成長を見てもらえなくても、大人になってから30年以上も共通の話題で話が合ったのは、とても幸せだったかなとも思います。私と父は映画も大好きなんですが、私が父に紹介した「ノー・マンズ・ランド」という映画をとても気に入ってくれて、週刊誌の連載で触れてくれた時にはうれしかったですね。

「天才テリー伊藤対談「大橋美加」(3)共通の話題で父と親密な関係に‥‥」のページです。デイリーニュースオンラインは、大橋寿々子大橋美加週刊アサヒ芸能 2017年 7/6号大橋巨泉テリー伊藤エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る