小柳ルミ子、迷言連発のサッカー解説で物議「さんまと比較しないで」
炎上解説者の誕生か。歌手・小柳ルミ子(65)が7月15日、『サッカー・明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017浦和レッズ×ドルトムント』(フジテレビ系)で副音声解説に挑戦するも、「サッカー選手は私の子宮から生まれた」などと迷言を繰り出し、試合後もサッカーファンを騒然とさせた。
■副音声で初解説も…迷言連発 香川に説教も
芸能界屈指のサッカー好きで知られる小柳。睡眠時間を削ってサッカーを2千試合見ていると豪語し、今回は同試合の副音声解説として、のっけから「サッカー命」だとハイテンションで饒舌に語り始めた。
小柳は豊富な知識をもとに「サッカーはただクソ真面目にやってもダメ。ずる賢くないと」「サッカーは人生の縮図」と主張する一方、「悪いけど、さんまさんと比較しないでほしい」「サッカー選手はみんな息子。全員私の子宮から生まれた」「サッカーと芸能界は通ずるところがある」「槙野(智章・30)がキャプテンマーク? 大丈夫かよ?」と奔放に発言。またリオネル・メッシ(30)のファンである小柳は「メッシとデートしたい!」などと言い放ち、ことあるごとに迷言を連発した。
またハーフタイムには、ドルトムント所属の香川真司選手(28)が解説室に招かれると、小柳が喋り倒して「あなたは人が良すぎます。もっとしたたかに、もっと毒があっていい」とお説教を敢行。中継終了間際には、「もっとしたたかに! ガンガンシュートしてください!」と熱のこもったエールを送り、香川の苦笑いを誘っていた。
「香川のみならず、関係者一同も苦笑いを浮かべたくなるようなシーンだった。選手と関係が悪くなるのは局にとって死活問題のはずなのだが、フジは小柳の暴走のコントロールを最後までできなかった」(報道関係者)
試合後には、サッカーファンの間で小柳の解説が物議に。「自分語りをする実況解説はいらない」「いくら知識あっても面白くてもやっぱ解説は最低でも元プロじゃないと話にならない」「ある意味、伝説の解説」「サッカーファンの裾野が広がるかもね」と様々な意見が飛び出した。
何かとお騒がせのサッカー解説者といえば、松木安太郎(59)の名前が巷でよく挙がる。松木は毎回飲み屋のサラリーマンばりの熱いハチャメチャトークを展開し、一部サッカーファンから「しつこいしうるさい」「意味不明」と冷めた目で見られている。では、一部で“女版松木安太郎”とも評される小柳は、何が悪いのか。
「今回、初解説ということでお咎めなしですが、何かと言いたい放題で、自己主張が激しい。解説というよりサッカー談義。おまけに問題発言が多く、『サンデーモーニング』(TBS系)の発言で炎上している張本勲(77)のような存在になる可能性すらある。このまま続ければ松木以上に嫌悪されること請け合い。今後は、他局で及び腰でも、『炎上してでも話題になりたい』という節が見える最近のフジの傾向からすれば、小柳を再起用する可能性は十分にあるでしょう。戦々恐々ですね」(前出・報道関係者)
サッカー界に嵐を呼んだ小柳。解説者の道はこのまま閉ざされるのか、はたまた再起用され、松木と夢のタッグを組んでさらなる伝説を残すかも……?
- 文・阿蘭澄史(あらん・すみし)
- ※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。