山下智久『コード・ブルー』好調のウラで”ガッキー路線”が進行か

デイリーニュースオンライン

コード・ブルー | フジテレビ公式サイトより
コード・ブルー | フジテレビ公式サイトより

 月9ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)の17日に放送された初回視聴率が、16.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・う以下同)と発表され、好調な滑り出しを見せている。

 同作は、過去に放送されたシリーズも高視聴率を記録している。2008年に放送した第1弾では15.9%、2010年放送の第2弾では16.6%の平均視聴率を持つ人気作品だ。さらに、主演の山下智久(32)をはじめ、新垣結衣(29)、戸田恵梨香(28)、浅利陽介(29)、比嘉愛未(31)といったメインキャストたちが、今回全員再集結している。好発進でスタートを切れたことは、フジテレビにとってもうれしい結果となったようだ。

「前クールに放送された相葉雅紀(34)主演の『貴族探偵』は、初回こそ好発進で期待されていましたが、みるみる数字を落とし散々に終わりました。今回は、フジにとって“安全パイ”の作品です。そのため、きちんと数字を出してくれたことに関係者はホッと胸をなでおろしていることでしょう。医療ドラマという点でも、安定的に数字が取れますからね」(芸能記者)

 ここ数年続いている低視聴率に月9ドラマの消滅も囁かれてきたが、なんとかその流れを食い止めてくれることになるかもしれない。

■ガッキーあっての『コード・ブルー』?

 このように放送開始前から、視聴者の期待度も高かった本作。初回でがっちりと心を掴むことができたと言われているが、一方であることが懸念されているという。

「第3弾になって、山下と新垣の恋愛要素を絡めてくるのではないかと言われています。初回の放送でも、そのようなことを匂わせるシーンがあり、視聴者からは『恋愛要素はいらない』『純粋に5人の成長を楽しみたい』という声があがりました。こうした視聴者との溝が広がってしまうと、視聴者離れを起こす心配が出てきそうですが……」(前出・芸能記者)

 特に今回の第3弾は、これまでのシリーズとは違う脚本家が担当している。今回の脚本を担当する安達奈緒子氏は、これまでも複数作の月9ドラマの脚本を担当してきた。しかし担当作品が、2011年の『大切なことはすべて君が教えてくれた』、2014年の『失恋ショコラティエ』など恋愛要素が強いものが多いだけに、同様の展開を織り交ぜてくる可能性が大きいといわれているのだ。

 では今回のシリーズにおいて、なぜそのような恋愛要素的な部分を必要としなければならないのだろうか。関係者によると、それは新垣がカギを握っているという。

「本作において最も注目が集まっているのは、主演の山下ではなく新垣なのです。前評判においても、『ガッキーが出るから観る』といった声も多く、男女ともに注目を集めている存在です。そのため、彼女をメインにしようと話を組み立てた場合、やはり恋愛要素で生かすのがいいのではという案が浮上したのではないでしょうか。新垣は現在、数字を持つ存在として業界内でも評価を上げています。それだけに今後も彼女が際立つ脚本を、フジテレビサイドはいくつか依頼している可能性があります」(前同)

 昨年放送された『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)でも、高視聴率を叩きだし、キュートな魅力で視聴者を虜にした新垣。制作サイドとしては、こうした新垣の強みを生かしていきたいと思うところなのかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
「山下智久『コード・ブルー』好調のウラで”ガッキー路線”が進行か」のページです。デイリーニュースオンラインは、コード・ブルー新垣結衣山下智久エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る