好調「コード・ブルー」を支える戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介

まいじつ

好調「コード・ブルー」を支える戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介

フジテレビで現在放送中のドラマ『コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命― THE THIRD SEASON』が、初回から第5回までの平均視聴率14.9%と好調だ。同ドラマは特に、緋山美帆子役の戸田恵梨香、冴島はるか役の比嘉愛未、藤川一男役の浅利陽介の3人が光っている。

「第5話では、藤川と冴島との子供が13週目で流産してしまうというナーバスな話でした。ここで子供を失って嘆いている婚約者の冴島に対して『何もしてやれない』と懊悩する浅利の演技は、もはや主役の山下智久以上の存在感を見せていました」(演出家)

山下が演じる藍沢耕作が「夫婦は幸せになるために一緒になるわけではなく、一緒につらさを乗り越えるのが夫婦というものだと、おれは思う」と藤川を激励、さらに「おまえは暗くなりがちな救命を明るくしてくれる。それはすごいことだ」とエールを送り、主役の存在をアピールした。人がたくさん死ぬ同ドラマで、藤川は唯一、明るさをもたらすキャラクターであり、助演として簡単に見逃せない存在になりつつある。SNS上でも《浅利が重厚な場面で出てくるようになった》、《もっと浅利が見たい。いい味出している》などの書き込みが目立つ。

「癒し」を担う比嘉と「劇薬」のような戸田

「比嘉は、これまでに彼女が出たドラマのなかでも一番いい演技を見せています。命という問題に向き合うひたむきさが出ているためです。また、後輩のナースに対して厳しく指導しながらも『あなたの顔を見ると患者が安心する。そういうナースになってほしい』とアドバイスするなど、癒やしの効果がある役をこなしています。また、浅利演じる藤川は、骨盤骨折を見逃して大問題になったフェローに対して、『これは見逃すよな』とレントゲンを見つつ、やさしくフォロー。もはや藤川と冴島のカップルは、同ドラマを見ている人が癒やされる精神安定剤となっているでしょう」(同・演出家)

さらに緋山は、腕が使いものにならなくなった料理人の患者といい雰囲気になり、“不倫”になだれ込みそうなストーリー展開だ。

離婚届の見届け人になり、料理人との恋愛に悩むが、そんなことをおくびに出さずに治療に専念…と思いきや、同居している白石恵(新垣結衣)のマンションの部屋をぐちゃぐちゃにするほど散らかして酒をあおる。この緋山の存在も、主役の山下の存在を忘れさせるほどの迫力だ。こちら比嘉の担っている癒やしの役割ではなく、“劇薬”というべきだろうか。

「演技達者な役者たちが集まっているので、つい誰が主役か分からなくなる。これはむしろ、作品にとっていいことでしょう。アメリカの救命ドラマ『ER』だって全員が主役という見方ができます」(同・演出家)

助演たちが光る演技をみせるなかで、本来の主役である山下智久は、第6話以降に存在感を取り戻せるだろうか。

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