窪田正孝『僕たちがやりました』好評価もワースト5.2%で低迷のワケ

デイリーニュースオンライン

「僕たちがやりました」公式サイトより
「僕たちがやりました」公式サイトより

 俳優の窪田正孝(29)の主演ドラマ、『僕たちがやりました』(フジテレビ系)第6話の視聴率が5.2%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)でワースト記録を更新した。

 累計発行部数120万部を突破した人気漫画が原作の同ドラマは、爆破事件の容疑者となってしまった主人公たちによる、青春逃亡サスペンス。今月29歳を迎えた窪田が高校生役を演じることでも注目を集めたほか、暴力シーンや性的なシーンなどもあり、話題になっている。第1話の視聴率も7.9%と決して高いとは言えない数字で始まり、回を重ねるにつれ視聴率はさらに下降線をたどっている。

 そんな低空飛行を続ける視聴率とは裏腹に、ネット上では作品を支持する声もあがっている。とくに昨今のドラマでは少なくなってしまった過激な描写に関して、「珍しく攻めてる」「見ごたえはあるんだけどね……」「深夜にやってたら人気が出たんじゃないの?」といった声が寄せられているという。

「フジテレビとしては、窪田をはじめ、若手役者たちのPRの場という意図もあって制作されたのでしょう。メインキャストには、新田真剣佑(20)や間宮祥太朗(24)、葉山奨之(21)、川栄李奈(22)といった若手の名前が並びます。こうしたフレッシュなキャストで、まずは若者層の視聴者を取り入れて、そこから口コミで広がっていけばいいと考えた。そのため、深夜枠では話題性に欠けると判断したのではないでしょうか」(芸能関係者)

■ヒロイン・永野芽郁の心はすでに朝ドラ?

 また、若手俳優を中心としたキャスティングは、数字を持つ俳優の存在が必要不可欠なのだとか。

「主人公の窪田然り、過去に主演を務めた経験のある役者たちも、全体的に数字を持っている存在とは言えません。そのため『よく知らない俳優達が出ているドラマだから観ない』となってしまっているという声も多いようです。メインキャストには、来年放送の朝の連続ドラマ『半分、青い。』(NHK)でヒロインをつとめる永野芽郁(17)も出演しているものの、キャスト陣の知名度不足の印象は否めません」(前出・芸能関係者)

 永野に関しては、本作の出演が朝ドラへのイメージダウンにつながらないように必死だという声もある。やや過激なラブシーンが繰り広げられるドラマ内でも、永野は唯一純粋なヒロインとして描かれている。そしてこれも、朝ドラへのイメージ戦略なのだとか。

「永野サイドからすれば、“当たればラッキー”くらいの心持ちで、同ドラマはあくまで朝ドラまでの“繋ぎ的”な位置づけだと思いますよ。本作が不発に終わっても、永野にとっては、若手俳優たちがキャストで揃う経験は何かしらプラスになるでしょうしね。事務所としては、活動の軸を朝ドラに置いているでしょうから、本作で永野に対するイメージを崩さぬように気をつけているだけなのかもしれません」(同・関係者)

 清純なイメージを保つことはできても、「低視聴率」を朝ドラマで引き継ぐことは避けいたところだ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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