松居一代に法的な追及が迫っている?建造物侵入罪で捜査報道の波紋
YouTubeやブログでの暴走劇から、若干の落ち着きをみせてきたタレント・松居一代(60)。不倫を決めつけて悪罵を投げつけてきた夫で俳優の船越英一郎(57)とは、9月4日に遂に東京地裁で離婚調停に入った。
「民事での争いに入ったため、松居は自己主張をセーブしているとみられます。今夏以降、船越を激しく中傷しつづけてきた松居ですが、離婚調停の際のマスコミの取材にはコメントを発しませんでした」(週刊誌記者)
バトルが新たな段階に入る中、松居の身辺に危機が訪れている。『女性セブン』(小学館)が、警察が松居の逮捕を視野に捜査を進めていると報道。その嫌疑は、2011年から別居関係にある船越の自宅マンションへの建造物侵入だ。
松居は、船越の不倫を裏付ける証拠として「恐怖のノート」や船越のパスポートを動画で公開している。これらを入手するため、船越方を不法に侵入した疑いが持たれており、被害者側として船越が事情聴取を受けたことを報じている。
「夫婦間では窃盗罪は成立しませんが、建造物侵入罪ならば立件できます。松居は今年4月にも船越方で自殺狂言騒動を起こしており、立件への物証は集まりやすいです」(全国紙社会部記者)
ただ、一連の騒動は言わば夫婦関係のもつれ。極めて私的な問題だが、本当に警察が介入するのか。
■頻発するYouTube犯罪
前出の全国紙社会部記者が説明する。
「現在、動画の閲覧回数アップを狙ったユーチューバーによる刑事事件が全国で頻発しています。通りすがりの人物に金銭をねだって逮捕されるなど微罪での検挙も目立っている。警察としては、YouTubeでの動画公開で世間の話題を集めた松居をみせしめで逮捕することで、ユーチューバーによる度の超えた騒ぎを抑えたい狙いも透けて見えます」
動画制作の“チーム松居”を組織し、連日の船越糾弾動画で恐怖のユーチューバーとして一躍名を馳せた松居。しかし、中傷動画で注目を集めて広告収入で大金を得られれば模倣する者も現れかねない。一時の感情的な行動が、大きな代償を招く可能性は高そうだ。
- 文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)
- ※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。