あの名作ドラマからカットされた「封印シーン」(1)<クレーム編>「あまちゃん」のワンシーンに松田聖子がキレた (2/2ページ)
「以降、再放送やDVD、アメリカのケーブルテレビでも、3話はなかったことになっています」
視聴者からのクレームが巻き起こした珍事といえば、最近では大河ドラマ「真田丸」(NHK・16年)での一件が──。
「7月31日の放送回で、赤ちゃんの着物がめくれ、時代背景にそぐわない紙オムツが映ってしまったのです」(テレビウオッチャー)
ツイッターでは「わざと」「ミス」の論争が巻き起こり、再放送ではそのシーンをカット。
一方、笑い事で済まされなかったのが、芦田愛菜(13)主演、児童養護施設を舞台にした「明日、ママがいない」(14年・日本テレビ系)だ。
1月15日に第1話が放送されると、翌日、熊本市の慈恵病院が、「養護施設の子供や職員への誤解や偏見を与え、人権侵害だ」と放送中止を要請したのだ。
「これを皮切りに、同病院はBPO(放送倫理・番組向上機構)へ申し立てをし、全国児童養護施設協議会も抗議。日テレは放送継続を病院側に伝えましたが、第3話までにスポンサー全社がCMを自粛するという異例の事態に。2月上旬、日テレは病院と協議会に謝罪と内容変更を示しました」(制作会社スタッフ)
その後、発売予定だったDVDボックスも発売中止に。クレームによる自主規制が激化するテレビ局、フィクションであるドラマさえ作れなくなる日も近い!?