トップリーグ復帰へ ホンダの具兄弟が奮闘 (2/3ページ)

ラグビーリパブリック

 チームからは「ライン・ディフェンスをあげる。アタックは、ホンダは外が強いのでボールを回す。ボール・キャリアーとしてゲインを切ること」を求められている。釜石戦では、「頑張ったけれどできなかった。満足していません」。

 韓国出身の具兄弟。兄は高校(大分・日本文理高)から来日したのでアジア枠。弟は中学から来たので日本人と同じ枠で出場は自由だ。しかし2試合とも、ほぼ同じ時間に入れ替わった。弟は「お兄さんと一緒の時間にグラウンドでプレーしたい」と熱望するが、兄は「一緒の試合に出場できることが嬉しい」とやや冷静だ。

 試合後、2人はホームの鈴鹿へ戻った。先週9月12日から訪日している両親と過ごした。父の具東春氏(グ・トンチュン)は元韓国最強のプロップ。父は兄弟に「雨で大変だったけれどお疲れ様」とねぎらった。

 韓国出身の兄弟選手がトップリーグでプレーしている先例がある。近鉄ライナーズのHO王鏡聞(ワン・キョンムン、26歳、朝明高-大体大)と弟の宗像サニックスブルースCTB王授榮(ワン・スヨン、24歳、朝明高-大体大中退)だ。ホンダが来季、トップリーグへ復帰すれば具兄弟が2組目となる。

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兄、CTB具智允。自分の仕事をする(撮影:見明亨徳)

『三菱重工相模原は連勝も危機感』

 秩父宮での2試合目は、三菱重工相模原ダイナボアーズがマツダブルーズーマーズを19-5で下し、2連勝。しかし三菱はミスが多かった。スクラムで圧倒していたがボーナスポイントを狙った後半ロスタイムのスクラムも押しきれず、勝点4の獲得にとどまった。

 「最後の10分間の戦いが今の実力。僕は危機感を持っています」と今季、NTTコミュニケーションズシャイニングアークスから移籍したFLの小林訓也ゲームキャプテンは心配した。

 マツダは初戦(対ホンダ)の大敗から「前半20分の戦い」を修正した。前半30分にトライを返し5-7で折り返した。

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