面接で聞かれる「どんな社会人になりたいですか?」質問の意図と回答例を紹介! (2/2ページ)
1.自分の将来像)
2.実際に行動してみたこと(実践する方法)
これだけわかっていれば、1つの質問で自社に適応した考えを持っているかどうかを判断することができます。また、考え方の傾向がわかっていれば、「おそらくこんな風に活躍するであろう」あるいは「こんな風にコミュニケーションをとるのがいいだろう」など、さまざまな情報を得ることができます。一見あまり就活に関係ないように見えて、実は奥が深い質問だったということがわかりますね。
■面接で「どんな社会人になりたいか」聞かれたときの答え方3ポイント
単に「○○な社会人になりたいです。」と伝えたところで企業側にはあなたがそこから何を学んだのか、どういった部分が素晴らしいと感じたのかがわかりません。そう思うようになった理由やきっかけ、そこから学んだことなどをセットで伝えるようにしましょう。
ぜひ参考にして3ポイントすべてを盛り込んでアピールしてみてくださいね。また、今受けている企業がどんな人材を求めているのかを意識し、それに沿った理由・エピソードを選んでアピールするのがおすすめです。
・なぜ理想としているか
あなたはその理想とする社会人像のどんなところに、惹かれているのでしょうか。偉業を成し遂げた、周囲の人の協力を募って大きな事業を行った、多くの人から人望を集めたなど、人から憧れられるなど、理由はたくさんあります。どんなポイントに惹かれたのかを伝えるようにしましょう。
・実践していること
周りの理想の社会人から学びを得て、自分でも実践しているものがあればそれも一緒に伝えていきましょう。
例えば、人に伝えること、人を動かすことが得意な恩師がいつも実行しているコミュニケーション方法を週5日10分間意識して訓練を行っているなどでもOKです。具体的な事例を話すことで説得力を上げましょう。
いかがでしたか? 面接で聞かれたら少し不安になる「どんな社会人になりたいか」という質問。この質問に対して、NG例とOK例を挙げて詳しく答え方をご紹介しました。質問の意味から具体的な答え方まで、ご理解いただけたのではないでしょうか。ここで取り上げた内容を参考に、面接前にもう一度読み返して、万全の準備を整えてから面接に臨んでください。そして、就職を成功させましょう。
執筆:高下 真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。