石見銀山遺跡と一緒に訪れたい世界遺産の町!島根県大田市「大森の町並み」をぶらり歩く (3/4ページ)
今は営業していない大正末期創業の理容館アラタは、平成24年に全国理容連合会から理容遺産第1号店に認定されたのだとか。当時のアールヌーボーのデザインを施した理容椅子などそのままになっていて、外から眺めることができます。
・大森最大規模の商家「重要文化財 熊谷家住宅」
銀山で栄えた商家、熊谷家は大森で最大規模の商家です。金融業、酒造業などを営みながら町役人や代官所の御用商人を務め、19世紀には有力な商家として栄えました。1801年に建設された熊谷家住宅では、季節ごとのしつらいのほか、毎月第2日曜に「かまどの日」を行うなど、ユニークな公開を行なっています。
・石見銀山大森の町並みを一望できる「観世音寺」
岩盤を刻んだ石段を登っていくと、大森代官所の祈願寺で真言宗の寺院「観世音寺」があります。江戸時代には大森代官所が銀山隆盛を祈願するための祈願寺でした。本堂のほか山門と鐘楼が残されています
そして石見銀山大森の町並みは、赤瓦の景観が特徴です。石州瓦が200年に渡って守り続けている大森の町並みを一望することができます。
・大森と銀山を守る「城上神社」
大森の町並み地区北の代官所跡そばには、城上神社があります。大森の氏神様を祀る神社で、祭神は大物主命(大国主命)です。