Kis-My-Ft2宮田俊哉ブレイクから見えてきた旧ジャニーズ体制の崩壊

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Kis-My-Ft2宮田俊哉ブレイクから見えてきた旧ジャニーズ体制の崩壊(写真はイメージです)
Kis-My-Ft2宮田俊哉ブレイクから見えてきた旧ジャニーズ体制の崩壊(写真はイメージです)

 ここ最近知名度がぐんと上がった男といえば、Kis-My-Ft2宮田俊哉(29)である。

 グループの中でもパっとしなかったにもかかわらず、宮田旋風が巻き起こったのは、10月8日の『アメトーーク!』。そして10月10日の『10万円でできるかな』(共にテレビ朝日系)で、オタク趣味をアクセル全開で熱く語る姿が放送されたことだ。特に『アメトーーク』では、漫画『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤに登場するイリヤスフィール・フォン・アインツベルンを「彼女」「嫁」であると語り、スタジオ観覧者からは悲鳴が上がっていた。

「宮田くんは、コミケやキャラクターイベントでの目撃情報が相次いだり、キャラクターのフィギュアやポスターを集めたりと、かなりのガチ。ライブでもオタ芸をやりたいと話し、周りもちょっと引いてしまうほどです。そのため事務所からは、オタク活動は制限するようにと注意されていたんです」(ジャニーズに詳しい関係者)

■オタク活動制限から解禁の理由は…?

 元SMAP・草なぎ剛(43)のジーパン、TOKIO・長瀬智也(38)のバイクなど、趣味を極めるジャニーズタレントは珍しくないが、「アニメ」「漫画」などのオタク趣味はいなかった。

 しかしここ数年、バラエティでオタク趣味を語るようになってきた。「そこには事務所のせっぱつまった事情が見える」と前出の関係者が話す。

「ジャニーズ事務所の問題は、嵐以降のグループが育っていないこと。ドラマや音楽番組の縮小で露出できるところも限られてきた中、キャスター業に活路を見出していますが、知名度がない若手タレントは局側も嫌がる。残されたのはバラエティですが、キャラが濃くなければ、出演しても記憶に残りません。宮田のオタク趣味を許してまでも、若手を売り出したい事務所の台所事情がみてとれますね」(前出・関係者)

 徹底してプライベートを語ることを許さず、憧れの存在として君臨することがジャニーズだったが、もはやただのアイドルでは人気を得られないということだ。宮田は旧体制のジャニーズに、新しい風を吹かせる存在になりそうだ。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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