歌姫たちの「壮絶事件」61年(5)<衝撃死の真相>坂井泉水は闘病中に雨上がりの手すりに腰掛け… (2/2ページ)
「警視庁四谷署によると、26日早朝、肺ガン治療で入院していた5階建の慶大病院1号棟にある非常用らせん階段のスロープ(高さ約3メートル)から転落し、駐車場のコンクリートで後頭部を強打。あおむけに倒れているところを通行人に発見された」
ただし転落時の目撃者がいないこともあり、自殺説が浮上したという。
「警察の捜査中にもかかわらず、所属事務所は『不慮の事故』と言い張りました。手すりに座って誤って落ちただけだと。しかし雨上がりの中、濡れて滑るスロープにわざわざ座るかと、誰もが疑った。ガンの闘病中だったことも公になりましたが、前年6月に極秘で子宮頸ガンの手術を受けて一時は快方に向かったものの、3月に肺への転移が認められていたといいます。状況証拠から突発性の自殺を疑う者もいましたが、事件性はなく、遺族からの希望がなければ警察も踏み込めません」(前出・スポーツ紙芸能デスク)
最期まで“神秘性”を崩さぬ他界だった。