綾瀬はるか『奥様は、取り扱い注意』好調の要因は”大根女優”の大量起用か

デイリーニュースオンライン

『奥様は、取り扱い注意』公式サイトより
『奥様は、取り扱い注意』公式サイトより

 綾瀬はるか(32)の主演ドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)の25日放送回の視聴率が11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調をキープしていることがわかった。

 本作は、綾瀬演じる正義感の強い元特殊工作員のセレブ主婦が、夫や友人に過去を隠し街の悪人を成敗するというコメディドラマ。綾瀬はスタントなしのアクションシーンも披露している。

 各エピソードごとに登場するゲストも注目を集めており、これまでも倉科カナ(29)、高岡早紀(44)、青木さやか(44)が出演。そして今回放送された4話では、ゲストの主婦として星野真里(36)が、そして星野の息子の家庭教師役として、佐野ひなこ(23)が登場した。

 そんな中、今回登場した佐野の演技に愕然としたという視聴者の声が、多数寄せられているという。ネットでは「別にこの役は佐野じゃなくてもよかっただろ」「なぜ起用したんだ」「大根どころじゃないぞ…」といった声が寄せられているという。

 ちなみに佐野は、劇中で星野の夫と不倫関係にある役どころであった。そのため「家庭教師よりも、不倫相手というイメージを色濃く描きたかったのでは」という声もあるが、それでも「お粗末だ」という意見の方が大きいようだ。

「レギュラーで出ている本田翼(25)も、普段は“棒読み演技”と揶揄されることが多いのですが、今回の役どころは好評のようです。その本田がかすむほどの佐野の演技に、視聴者も驚いたのでしょう。佐野は、綾瀬と同じホリプロ所属のためいわゆる“バーター”として出演したようですね」(芸能関係者)

 とはいえ、放送開始から視聴率を2ケタでキープしている本作なだけに、今後も期待が寄せられるドラマとなりそうだ。

■意外にもアクションが高評価の綾瀬

 他局では『ドクターX~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)などの人気シリーズも放送され、視聴率競争が注目される今期のドラマ。そんな中でも本作は、高い数字を記録している方だという。

「現在のところ2ケタ台の視聴率をキープしているのが、『ドクターX』、綾野剛(35)主演の『コウノドリ』(TBS系)、役所広司(61)主演の『陸王』(TBS系)、そして『奥様は、取り扱い注意』です。それぞれ主演がハマり役となっており、綾瀬にとって本作が代表作になることは間違いないでしょう。本作でも披露しているアクションは、綾瀬の再評価にも繋がっているようです」(前出・関係者)

 ちなみに綾瀬は、本作以前にもドラマ『精霊の守り人』(NHK)においてもアクションシーンを披露している。不思議ちゃんな印象が強い綾瀬だが、運動神経も良く、アクション女優としての評価が上がってきているようだ。

「『精霊の守り人』は、昨年から短期的に数話連続での放送でしたが、綾瀬のアクションが良いと評判でした。今回のドラマでもアクションが好評であることから、本人も今後そういった作品には前向きな姿勢を示しているようです。一部では海外進出も考えているとの話もある。また、綾瀬の代表作ドラマ『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系)同様、今回のドラマも人気次第では続編または劇場版として公開される可能性もあるかもしれません」(芸能記者)

 奇抜な設定とアクションシーンで話題の今回のドラマだが、これを機に綾瀬の新たな女優としての顔が生まれるかもしれない。

文・海保真一(かいほ・しんいち)
※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。
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