ラシュタット城の一角で、軍事史とドイツ国内の抗争の歴史に触れる (2/3ページ)
資料館でドイツ抗争の歴史に触れたら、次は軍事史博物館へ行ってみます。
1956年からラシュタット城の中にあるこの博物館では、中世後期から1918年にかけての、特に南西ドイツを中心とした軍事史に触れることができます。軍事といえど戦争ばかりではなく、社会や技術史との関係も強調されているのが、この軍事史博物館の特徴です。
鋭い剣や軍服、鉄砲など展示品は多岐にわたりますが、剣ひとつとっても様々な形のものがあり興味深いです。
筆者が特に興味を引かれたのは、軍服の帽子についている飾りの数々。ファーのようでどことなく可愛くもありますが、かつてはこれらが役職や階級を示していたのかもしれません。
中世のコーナーには甲冑をはじめとする防具や、人の背以上あろうかという程の長い剣も展示されています。