「ひるおび!」出演の八代英輝弁護士が番組批判を繰り返す理由

まいじつ

Graphs / PIXTA(ピクスタ)
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昼の情報番組『ひるおび!』(TBS系)に出演中の弁護士の八代英輝氏が、11月8日の放送でアメリカのドナルド・トランプ大統領との晩餐会に元従軍慰安婦の女性を招待した韓国を手厳しく批判し、毎回繰り返される反日姿勢に「もう安定の告げ口外交、内向き外交ですね」と苦言を呈した。

ひるおびはこれまでにも、番組を挙げて自民党批判を繰り返しており、ジャーナリストの大谷昭宏氏や作家の室井佑月氏、政治評論家の伊藤惇夫氏などリベラル派をコメンテーターに据え、明らかな偏向報道をおこなってきた。過去には東京都庁に問い合わせがあった苦情の1位が『朝鮮学校問題』だったにもかかわらず、放送内では一切取り上げなかったという指摘をされたこともある。

「以前、八代弁護士は『僕が発言するとCMに入ってカットされてしまう』と番組内で発言し、波紋を呼んだことがあります。これに対して視聴者からは『八代さんは唯一の良心。頑張ってください』、『八代さん、偏向番組を変えて下さい』など応援する声が広がりました。最近では、あまりにも正論を言うので、いずれ番組を降板させられるのではないかと、その去就を心配する意見もでています」(テレビ雑誌ライター)

八代弁護士の言動は「計算通り」

八代弁護士は加計学園問題でも「総理が悪いことをしたというが、何も事実は出てない」と発言し、番組司会の恵俊彰ら出演者とのあいだに不穏な空気が流れたこともある。相次ぐ赤裸々発言の影響で降板の憶測も浮上しているが、実はこれら一連の発言は想定内の出来事だという。

「ひるおびの制作スタッフも、偏向報道に対する視聴者の批判は十分承知しています。先の選挙では自民党が圧勝したこともあり、あまりに一方的に安倍晋三政権の批判をすると、視聴者からスポンサーに圧力がかかる可能性もあることが背景にあるのです。もともと、自由奔放に発言する八代弁護士には、ある程度自由に発言させて、批判に対する“ガス抜き”の役割を担わせたいのでしょう。実際にほかのコメンテーターが一方的な論調を繰り広げるなかで、チクリと一矢を報いる八代弁護士の姿に、視聴者から応援の声が多く寄せられているようです」(同・ライター)

政治的なイデオロギーに関しては各人それぞれの考え方があるため、一概にどちらが正しいと言えないのが現実だ。だが、テレビの放送内容は、放送法4条により《政治的に公平であること》、《意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること》と定められている。

八代弁護士の孤軍奮闘ぶりは、ひるおびを見る上での楽しみ方のひとつに違いない。

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