【革命】北条かや先生のお悩み相談室 / 相談者: ネットに持論を書いたら叩かれた死にたい (3/4ページ)
・脅迫されるリスクはだいぶ減る
こんなザマですので、「もっと発言したいけど、怖い」と思っているあなたに、「頑張って!批判に負けないで!」と発破をかけたくはありません。いたずらに私のようなネット依存人を増やすようなマネはしたくないんですよね。というわけで、佐藤さんへの最終アドバイスはこちらです。
「ネット以外で持論を展開するようにする」……これでどうでしょう。たとえば、新聞や雑誌の投書欄。これは、不特定多数のネットユーザーではなく、しっかりした編集者が見てくれるので安心ですし、脅迫されるリスクはだいぶ減ると思います。
・自分の身は自分で守って
ネットではない場所でも持論は展開できますし、また違った切磋琢磨の世界が広がっています。私の知人は、新聞や雑誌に投書し、掲載されることで図書カードを稼いでいます。読者同士の交流もあるようで、なかなか楽しそうです。正直、ネット依存の自分よりもしっかりしている感があり、うらやましいです。
あ、最後に言い忘れていたのですが、「脅迫めいたメッセージ」が届いている件については、警察に相談した方が良いかもしれません。私も何度かそういうことがあり、警察へ行きました。
が、地元の警察から上層部に話が行ったとき、「この案件はそれほど大きな事件につながるとは思えない」とのことで、接近禁止命令などは出してもらえず……「警察って何にも守ってくれないんだなぁ」と思うに至りました。自分の身は自分で守って下さい。ネットでもリアルでも、それは同じです。
<著者プロフィール>
石川県出身。同志社大学社会学部卒業、京都大学大学院文学部研究科修士課程修了。自らのキャバクラ勤務経験をもとにした初著書『キャバ嬢の社会学』(星海社新書)で注目される。