天才テリー伊藤対談「マギー司郎」(2)師匠の芸の原点はあの劇場に (2/2ページ)

アサ芸プラス

僕の舞台の持ち時間は1回15分で1日4回、週末は6回だったんですけど、最初は5分ももたなくて、ひどく怒られたりしてね。

テリー ストリップ目当てのお客さんの前でマジックなんかやると、実際のところ「俺はお前の手品じゃなくて、オッパイを見に来たんだ!」なんてヤジられたりしなかったんですか?

マギー いや、ほとんどそんな感じですよ、ウケた経験はないです。だから、とにかくこちらの事情を話しながらやるしかないので、「皆さんの気持ちもわかりますけど、早く引っ込んじゃうと支配人に怒られるし、次のお姉さんにもひっぱたかれるので、すみません」ってお話したりしていましたね。

テリー それ、今やっていることと同じじゃないですかッ(笑)。

マギー そうなんですよ、まったく一緒(笑)。でも、僕の手品じゃどうにもならないんで、最終的には、楽屋に置いてある新聞や雑誌を舞台に持っていって、「手品を見るのがつらい方は、新聞と雑誌を読んでください。そのほうがお互いに楽だと思いますから」と、やってみたんですよ。そしたら、これがけっこう取りに来るんですよね(笑)。

テリー アハハハハ! 師匠、話がおもしろすぎますよ。でも、そんなストリップ劇場での修羅場が、師匠の芸の原点なんですね。

「天才テリー伊藤対談「マギー司郎」(2)師匠の芸の原点はあの劇場に」のページです。デイリーニュースオンラインは、マギー司郎週刊アサヒ芸能 2017年 11/23号マジシャンキャバレーテリー伊藤エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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