中国人民解放軍は近い将来「ターミネーター軍団」になる!? (2/2ページ)

まいじつ

その廉価には日本のメーカーも歯が立たず、日本企業や個人の多くが中国製ドローンを利用している。次の中国の軍略目標は「無人、無形、無声」の兵器開発であり、関連するAIにも資本を集中させている》

ロボットによる人海戦術「ミツバチ攻撃」

中国軍が想定している次世代戦争とは“無人兵器”が主力となることだ。また、中国が得意とする“人海戦術”の未来版として想定しているのが、大量の無人機を送り込むやり方だ。具体的には数百、数千の無人機で、空母を攻撃するというシナリオである。すでに中国人民解放軍系列の新聞や研究誌、論文などで、多くの成果が報告されている。

「アメリカの軍事専門筋は、これを『ミツバチ攻撃』と命名し、その防御策の選定に入っています。大量の無人機は偵察や電波妨害にも転用可能であり、その方面の研究も“軍民融合”、日本で言う“軍産協同”路線で進んでいます。日本のように“軍産別離”を叫ぶ大学教授や研究者は誰ひとり中国にはいません」(軍事ジャーナリスト)

多くの理系の中国人学生はアメリカへ留学し、シリコンバレーで起業したり、市民権を得てアメリカの企業に就職している。中国では、開発するより盗む方が安上がりという考えがあるからだ。アメリカはようやくこの事態に気付き、規制を検討し始めているという。

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(C)Alexander Ryabintsev / Shutterstock

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